NBAの2020-21シーズンは、今日でレギュラーシーズンが終わった。
トロント・ラプターズ
イースタン・12位 27勝45敗 勝率.375
8年ぶりに負け越し、そしてプレーオフ不出場(日本プロ野球で言うところのBクラス)となった。
勝率は前年出したチーム最高記録の.736から、ほぼ半減という急落である。
開幕戦に負けたのも8年前以来だが、それは序の口に過ぎず。最初の10試合で2勝8敗と最初でコケる。
そこから立て直していって、前半を終える頃には5割まで来た。
で、これからって時に健康プロトコルにより主力が大量離脱。
3月には9連敗を含む1勝13敗、最も楽な日程のはずの期間に貯金を作るどころか大借金に。
特に、イースタン最下位のピストンズに3戦全敗したのが惜しまれる。
明るいニュースといえば、現在NBAに2人しかいない日本人の片方、渡邊雄太が加わったこと。
(これが無ければ、もとから
強いのに低かった話題性がさらに下がり、NBAトップクラスの地味チームとなっていただろう)
キャンプ契約からチームの評価を稼ぎ、シーズン終盤には本契約を勝ち取った。
現時点ではまだ全額は保証されていないが、契約は来季まで残っている。
トロントに帰れるのなら、本拠地の大声援で渡邊を迎える日が楽しみだ。
しかし、日本人対決は実現しなかった。
八村のいるウィザーズとは3試合の対戦があったのだが、その時に限ってどちらかが試合に出ない。
昨季、渡邊がグリズリーズにいた時には1度あったが、両者ともにコートにいたのは1分程度だったようだ。
他チームに目を向けると、最終戦前日の時点で勝敗表は以下の通りだった。
東西ともに
「勝てば8位、負ければ9位以下」の直接対決が発生した。
日本プロ野球で言えば、CS出場ラインの3位と4位が最終戦直接対決で決まるという状況だ。
今年は第7・8シードがプレーインで決まるため、厳密には少し異なるが。
3年前に、ウルブズとナゲッツで同じ状況が起きた。
が、まさかこんなに早く、しかも今年は東西同時に起きるとは誰が予想できただろうか。
さて、久々に長いオフだ。
主力は休んで、若手陣は存分に鍛えて欲しいところ。
もうひとつ、今年はドラフトで上位指名権がもらえる。
東西合計でワースト7位なので、1位が手に入る確率は7.5%、4位以上なら31.9%らしい。
上位指名権狙いでタンクする(わざと負けを重ねる)のを抑制するため、NBAでは1~4位指名権はロッタリー(宝くじ)で持ち主が決まる。
勝率ワースト1位でも、1位指名権がもらえる確率は14%だ。これはワースト3位まで同確率である。
ロッタリー抽選会は6/22に行われる。