昨日に続いて、札幌ドームで野球観戦。
母が2試合分のチケットを取ってくれたので、2日連続で行くことにした。

来年には日本ハムは本拠地を移転するため、これが最後の札幌ドームとなる可能性がある。
隣町の北広島に、自前で新たなホームを作った。
札幌駅にも、新本拠地の案内を見かける。


そのため、今日は試合前にドーム内を1周した。
土曜の巨人戦、しかもそれに合わせたように入場者制限を解除した影響で
今日の札幌ドームは2019以前の盛況が帰ってきた。
ドームを1周するのも大変な、大混雑だった。
観衆は27235人、昨日より1万人ほど多い。



昨年に続き、DQウォークのコラボを行っている。
ファイターズ帽子をかぶったスライムかわいい・ｗ・
メタルスライムボールや、スライムナイトもいる。
昨季は無人の観客席に、スライムがたくさん集まったこともあった。


かつてはコンコースに優勝バナーが飾られていたが、今日は確認できず。
コンサドーレの試合時には外す必要があるため、飾られなくなったか？

代わりに、オープンテラスの真下にペナントを発見した。



札幌ドームの19年間で手に入れた、5枚の優勝ペナント（全部は写ってないが）。
シンジラレナーイの2006、シンジテマシタの2007、日本シリーズで巨人と当たった2009と2012。
そして、大激戦の2016。
最大11.5ゲーム差、15連勝、8月以降で5度の首位交代。あの年の優勝争いは壮絶を極めた。
二刀流を完成させたMVP大谷とともに、日本プロ野球の歴史に残るだろう。


試合は14時開始。
今日のオーダーは以下の通り。両チームともに、先発を数人入れ替えた。


読売ジャイアンツ
セ・2位　30勝23敗　勝率.566

1 中・丸
2 右・松原
3 二・吉川
4 三・岡本
5 DH・ウォーカー
6 左・立岡
7 一・増田陸
8 捕・大城
9 遊・中山
P 投・シューメーカー


日本ハムファイターズ
パ・6位　20勝29敗　勝率.408

1 中・松本
2 右・浅間
3 一・清宮
4 三・野村
5 右・今川
6 DH・アルカンタラ
7 二・石井
8 捕・梅林
9 遊・上川畑
P 投・杉浦


序盤……
昨日と同じく、両チームともに三者凡退で始まる。
2回表に立岡がヒットを打つが、2アウトからで得点にはつながらず。
その裏、先頭の野村がツーベース、しかし後ろが続かない。
3回表には、昨日粘り打ちを決めた中山が内野安打。
だがこれも、そして3回裏のハムも無得点に終わった。


中盤……
4回表、5番ウォーカーの二塁打も2アウトからで無得点。
続く4回裏、先頭は3番清宮。
母さんは期待していないようだが・・・弾丸ライナーのホームラン。
出会い頭のソロを食らった。
この日記で巨人vsハムの試合を書くのは4度目だが（生観戦3回、zoom観戦1回）
4試合全てハムに先制されている。

1点もらったハムの杉浦だが、5回表に先頭の増田陸を振り逃げで塁に出す。
大城ヒットで0アウト1・2塁。
中山は送りバントを失敗するが、丸の打席で暴投したため成功したのと同じ結果に。
しかし、さっきの振り逃げも含めてキャッチャーの責任によるところが大きそうだ。
丸はショートゴロ、だがこれで1点が入り同点になる。

2アウト3塁から、松原の打球はセンター松本が捕ったように見えたが・・・捕ってない。
また1点が入り、先制点の直後に逆転となった。
さらに吉川もスリーベースを打ち、3点目。



ライトスタンドのビジター席のみならず、1塁側の内野席にもG党が点在。
敵地でもオレンジのタオルが回る。僕も回した。

勝利投手の権利を目前に、逆転を許して杉浦は降板。
だが代わった古川も、岡本フォアボールの後ウォーカーに打たれる。結果4失点となった。
キャッチャーの梅林も、その裏に代打を送られる。
この回は二塁打で出た先頭の石井を、上川畑のプロ初打点となるサードゴロで帰した。

6回表は古川が続投、2アウト1,2塁を作ったが松原が打てない。
そして6回裏、清宮がもう1発。今度は滞空時間の長いアーチだった。
2本ともソロだったのがせめてもの救いだ。
まだ成長途中とはいえ、入団当初に期待されたスケールの大きな選手になりつつあるか？


終盤……
4-3の7回表、ハムのマウンドに宮西が上がる。
巨人は3番から始まる打順だ。
3人で抑えれば流れをつかめるが・・・そうはいかない。
2アウトから、ウォーカーが今日3本目のツーベースを打つ。

ここでハムは、今川に代わり万波を投入。
もう1点もやれない状況で、守備固めとして出してきた。
打順は6番・立岡。フォアボール来いフォアボール来いフォアボール来い・・・来た。

フォアボールを願った理由は、ここでチャンスを作れれば"来る"と確信していた。


2アウト1,2塁、7番ファースト増田陸――に代わり、代打・中田。

ハムで14年間プレーした、かつての主砲が札幌ドームに帰ってきた。
対するは同期入団で長年一緒にやってきた、宮西。最高の舞台が整った。



勝負はフルカウントに。だが勝者は一方のみ。中田か、宮西か・・・？

勝者――中田。センターに打ち返し、1点を加えた。


続く大城は初球デッドボール。やめてくれよorz
小林が代走に出て、その裏から守備に入った。
2アウト満塁となり、9番・中山に代打・中島が出る・・・が、ここは三振。

7回裏、シューメーカーがここで降板。
6回で74球の省エネ投球で3失点、期待通りに仕事をこなした。

2番手は今村、しかし投球はあまりよくない。
先頭でアルカンタラが出た後、2アウト3塁から上川畑が打って1点を入れる。
プロ初タイムリー、さらに札幌ドームでは初ヒットだった。
続く松本は、代わった鍬原から初球打ち。
だがこれを中田が見事に捕ってファーストゴロに。
ハムで長年4番を打ってきた主砲だが、その一方で誰もが認める守備力を持っている。


8回表、先頭の丸がツーベースでまたもチャンスを作る。
松原の送りバントは失敗するが、吉川の打席でキャッチャー田宮がパスボール。
これもバント成功と同じ結果になり、また得点につながった。
岡本のショートゴロで1点追加、これで6-4。
8回裏、1アウトから清宮がフォアボールで出る。
だが続く野村がダブルプレー、流れを手放した感がする。

そして9回表、先頭の立岡がヒットで出ると打順は中田。
レフトに特大の2ランを放り込んだ。東京ドームなら看板に当たってたか？
ハムファンも大拍手を送る、見事な一発だった。
ここで打つのが中田らしいというか、だからこそ長年4番をやってきた理由というか。
これで、中田は12チーム全てからホームランを打った。

その後は凡退続き、丸には今日6打席目が回った。
9回裏、4点差だがルーキー守護神の大勢が登場。
先頭の万波を内野安打で出すが、後ろを抑えゲームセット。
この回も中田の好守備があった。
代打で出た杉谷は、中田の登場曲「My HERO」をバックに現れる。
だが中田は気づかなかったらしい、というのは冗談だった。






この日記で巨人vsハムを扱うのは4試合目だが、ついに勝てた。
今日負ければ、札幌ドームで生観戦した巨人ハム戦は全敗となっていた。それだけは避けたい。

ヒーローは中田。14年過ごしたかつてのホームで、すばらしい試合ができた。

ハムは投手陣が揃って打たれたが、むしろキャッチャーの責任が大きそうだ。
2人でミス3つは立派な敗因になり得る。


前述の通り、Blackにとって最後の札幌ドームになる可能性がある。
2008年から、全部で9試合を観た。
以下、日記で扱った試合のみリンクを付ける。

2008.9.27 5-4 西武
2012.9.16 2-5 ソフトバンク
2012.10.30 7-3 巨人
2015.9.19 6-1 西武
2015.9.21 2-6 ソフトバンク
2016.4.15 13-3 ロッテ
2018.9.14 4-3 オリックス
2022.5.27 3-2 巨人
2022.5.28 4-8 巨人

通算成績は、巨人戦は巨人を自チーム扱いとして1勝2敗。
他は4勝2敗、合計で5勝4敗となった。
パでは楽天戦のみ一度もなく、またソフトバンクが相手でなければ全て勝利した。
しかしソフトバンク戦は2つとも負けている。



帰りに札幌ドームを1枚。