学生稼業を終えて、ちょうど10年……と7か月。
本当なら10周年の時点で何か書きたかったのだが、いろいろあって遅くなった。
カナダ生活7周年を迎える今日、今度こそ書くとしよう。
日本で働くことに向いていない僕は、そのハンデを埋めるために英語を勉強してカナダに来て
ワークビザと永住権申請の胃痛地獄を乗り越えてきた。
しかし、真に生活を安定させるにはもっと勉強しなければならず、将来的には転職もしたい。
というか次の転職ができてやっとキャリアを始められる。
2020年の3月、つまりコロナ前までは最善を尽くしたと言える。
必要な勉強をし、一生分の運をつぎ込んでここまで来た。
やり直しても、これ以上の結果はおそらく得られない。
日本で働くことに向いていないから海外に行く、という判断自体はおそらく正解だった。
昨年の今頃、働き始めてから9年半(仕事していなかった時期を除くと8年)で給料が新卒時の2倍。
日本ではこうはいかなかっただろう。
むしろ、運が悪いと適応障害うつ病で社会からポイ捨てされていた可能性も低くない。
だが、問題はこれからだ。
今よりも生活レベルを上げるために、もっと稼げるようになる必要がある。
今のBlackはWebプログラマとして働いている。
もっと上に行くために、この仕事を好きになれるか……YesともNoとも言えない。
食い扶持仕事と割り切る分にはいいが、それ以上にはならないという
なんとも中途半端なところだ。
無理やりにでも興味関心をひねり出すつもりで続ける手もあるが、長くは持たないだろう。
インターン上がりで就職した今の職場には、6年半お世話になっている。
長くなってきた上に、正直言うと停滞も感じてきたところだ。
遠くないうちに、転職を目指すことになるだろう。
そのためにはもっと勉強して、じっくり準備をしなければならない。
準備せずに動いて、試用期間で切られるパターンは避けたい。
まず英語をもう2段階ほど鍛えて、次に専門を勉強し、それでやっと勝負できる。
勉強もそうだが、最大の問題は面接だ。
Blackの面接スキルは非常に低い。DQで例えれば、DQ6のぶちスライムのようなものだ。
スライムにすら勝てないほど弱い。
実際、この年になっても面接に通った経験は実質ゼロ。バイトひとつ受からない。
大学時代の採点バイトは面接無しで採用(そこは大学院修了まで務めた)、新卒時は会社側にとって数合わせ採用(ボスが面と向かってそう言った)、
そして今の職場はインターン上がり。
そういえば、バイトが1日そこらでバックれるという話を何度か聞いた。
個人も社会もよくそれで回るなと思う一方、こうも思う。
僕の評価は1日でバックれるバイトよりも低いのか?
そんなわけで、今でも就職スキルに関して楽観的な要素は皆無だ。
100万円どころか1000万円の貯金すら、安心するには全く足りない。
ならばどうするか……やはり勉強での実績を使わない手はない。
その方面では実際に結果を出している。
これまでに4回(うち3回は前職をやめた後)、学校で卒業生インタビューの対象に選ばれた。
さらにもうひとつ。学校という環境においては、勉強して結果出せばそれでALLOKという環境でこそ友達を作ることができる。
これを仕事のフィールドで活かせないだろうか?
結婚子育ては……人生計画から外すことになりそうだ。
ここまで来るのに、大学院を出てから10年かかった(コロナと住環境問題で3年のタイムロスを含む)。
時間だけでなく体力も気力もたくさん使ったから、もう結婚子育てに使う分が残っていないorz
さらに言えば、明らかに適性も無い。
……しかし、転職で評価が下がる原因にされるのはよろしくない。
日本で働く機会があればの話だが。
いや、実際あまり影響がない場合も考えられる。
結婚しているいないを評価基準に入れるような会社なら、年齢あるいは日本を長く離れていたことを理由に門前払いされる可能性も高い。
そんなわけで、学生稼業を終えて10年余りが過ぎて
主にキャリアの面で、これまでとこれからについて考えてみた。
まとめれば、途方もない適性の無さを多大な努力と運で補ってなんとかここまで来れた……というところ。
このカナダでの生活を理想のものとするために、最後の難関がまだ残っている。
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Last updated
2023.11.09 23:02:35
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