テーマ:核兵器について(8)
カテゴリ:平和
昨日は北広島駅のエルフィン広場で開催している原爆パネル展に行ってきました。今の時期は毎年「きたヒロシマ平和展」と称する原爆パネル展が開かれますが「北広島市」と「北広島市平和の灯を守る市民の会」が行っているものです。小規模のパネル展ですが毎年継続して実施しているのは良いことだと思います。
私も毎年行事でもあるかのように顔を出していますが、その悲惨さを常に記憶にとどめ少しでも多くの人に核兵器の恐ろしさを伝えていくことが大切だと思っています。 核兵器廃絶は理想論という人もいますが容易ではないことは確かです。でも核兵器を廃絶しようとの動きも高まっています。その一つが「核兵器使用禁止条約」でその成立に向けて多くの国々が努力を重ねています。 正式名称は長いのですが「核兵器の開発、実験、製造、備蓄、移譲、使用及び威嚇としての使用の禁止ならびにその廃絶に関する条約」という国際条約です。この核兵器使用禁止条約は2017年7月に国連会議において賛成122カ国で採択されました。日本政府はこの条約には反対の立場を取り続けています。 「核兵器使用禁止は現実的ではない」「核保有国と非保有国が一緒になって段階的に進める必要がある」というのが日本政府の立場です。またアメリカから日本に対しこの条約に反対するよう強い要請があったとのことです。 日本には非核3原則があります。「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」という三つの原則からなる日本の国是です。これは法律ではありませんから閣議決定で廃することは可能です。日本政府はこの非核3原則は堅持していくとしています。 その一方で核兵器を保有することは憲法上許されるというのがこれまでの日本政府の考え方であり現在もその考えに変わりがないことを政府答弁書で決定しています。「必要最小限の戦力保持」は憲法で禁止されておらず「その範囲での核兵器保有は憲法の禁止するところではない」との解釈です。「憲法上核兵器の保有は可能だが非核3原則に従って保有するつもりはない」というのが現時点での安倍首相の公式見解です。 北広島市は広島県人によって開拓された地です。広島県との交流も深く1980年には東広島市と姉妹都市締結、小・中学生を親善のため交互に派遣するなど教育・文化・産業などさまざまな分野での交流を深めてきています。 広島県との平和交流もあり、北広島市平和の灯公園と北広島市庁舎では広島平和記念公園の平和の灯から分火された灯が燃え続けています。1988年には平和都市宣言がなされ「平和を論ずるうえで核兵器の廃絶と大量殺りく兵器の禁止は国際的な重要課題」であるとの宣言がなされました。 北広島市では平和を願う市民が多く、それらの声が様々な形で結実しています。それが平和都市宣言であり平成20年の平和首長会議への加盟へとつながっています。こうした市民の声が広がっていくことが核兵器廃絶へ一歩前進する力になると信じています。 昨日は大雨注意報・洪水注意報・強風注意報が出されていましたが、一時的には激しい雨になったもののそれほどでもありませんでした。午後からは青空も広がって穏やかな天気になりました。 今朝は雨だったものの直ぐに止みました。ただ風が強く冷たいので寒く感じました。起床時の気温は16.5度でしたが久々の低気温です。今日の最高気温は20.5度との予報ですが酷暑の地域からすると羨ましい気温でしょうね。 今週末からはまた気温が上がって30度超えになるとのことで18日には35度の猛暑日になると予測されています。これほどの気温の変化だと体調維持も難しいです。体調管理に努めます。皆さんも熱中症には注意して下さいね。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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