前々回の書き込みで中国語で化学の元素記号のことを書きましたが、ついでにいろいろ調べていたら結構個人的に関心をそそる部分もあったので、第2弾として少し紹介します。
最近、環境の話題でよく出てくるバイオエタノールってありますよね。トウモロコシとか小麦とかから生成する燃料で、ガソリンなど化石燃料に代わるものとして期待されていて、ブラジルなんかではすでに自動車の燃料として結構実用化されています。逆に食糧に回される穀物が燃料に使われることで食糧価格高騰とか、さらにそれに起因する暴動とかに発展して、ある意味今の世界の不安要因のひとつにもなっていますけど。。
さて、その「エタノール」ですが、私は「エタン」というものと同じものかと混同しておりました。化学式だとエタンはC2H6、エタノールはC2H5OHと、後ろのほうが少し違うんですね。エタンが酸素と反応したものがエタノールなんでしょうか。
ついでにエタンと似ている「メタン」。「メタンガス」とかで出てくるヤツですが、この化学式はCH4。いわゆる「天然ガス」とはこれなんですね。「メタノール」はCH3OH。これは「メチルアルコール」、酒ってことでしょうか。
素人目に見れば元の形がCH4でこれにC(炭素)とH(水素)の分子が増えていくとC2H6、もう一段上は、C3H8となっていくということですね。C3H8は「プロパン」ですが、そういわれるとなんとなくガス系が続いて行くってのがわかるような気がします。
やっと本題ですが、「メタン」「エタン」「プロパン」の系列は、中国語で「甲 火完jia4wan2」、「乙 火完yi3wan2」、「丙 火完bing3wan2」(「火完」は一文字)・・・となり、規則的に「甲乙丙+火完」という形になる一方、「メタノール」「エタノール」の系列は「甲醇jia4chun2」、「乙醇yi3chun2」・・・と、「甲乙丙+醇」というふうになるんですね。
日本語だと全部カタカナで書くのでなんだかよくわからなくなりますが、中国語で覚えておくと、エタンとメタンがどっちが先だったか覚えやすくなるような気がします。
そういえばこの前書いた「メラミン」がまた日本の食品で見つかったそうですね。こんなことを書いている暇があったら、もっと食べ物に気をつけたほうがいいですね。。
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