ここのところなんだか忙しくて、週末しか書き込みができなくなってしまいましたので、とても不本意な状況です。先週のいいニュースといえば、「おくりびと」のアカデミー賞受賞関係だったでしょうか。私もこの映画は公開初期に見てとても良い映画だと思ったのですが、わかりにくそうな日本文化と難しいテーマが海外でも認められたことは、最近冴えない日本にとっては非常に良いニュースだったと思います。
それに反して相変わらずというかマスゴミのレベルの低さを感じるのが、タイトルの「政府高官」のニュース。すでに昨日これが報道されてからいろいろな人がブログでこのことを書いています。民主党の小沢代表の秘書が西松建設関連の政治団体から多額の献金を受けていたことで収賄容疑で逮捕されました。小沢代表だけでなく、自民党の議員も何人か同じ所から献金を受けているわけですが、「政府高官」が「自民党に捜査は及ばない」という主旨のことを記者に語ったといわれ、その発言が波紋を呼んでいるというわけです。
小沢氏も当初から、今回の検察の動きは恣意的な国家権力の濫用ではないかということで徹底抗戦の姿勢ですが、この「政府高官」の発言が、それを裏付けるような政府と検察による陰謀、出来レースのようにとらえられ、昨晩民主党だけでなく自民党側からも問題視されている状況のようです。
いろいろな方がブログで「この『政府高官』って誰?」という疑問を投げかけています。この場合「政府高官」というと、官邸に近い役人の幹部のようで、オフレコで記者に語ったことが引用されているようではあります。しゃべる方もしゃべる方ですが、私が問題に思うのは、思いつきでしゃべったような話をそれがあたかも本当(かもしれませんが)のように、無責任に記事に書いたりテレビで伝えたりするマスゴミの資質だと思います。今回の捜査でも検察が正式発表したものでなく、リークしたものを報道しているわけで、警察が絡む犯罪報道でもそのようなよくわからない、信憑性のないものも含めて、それがあたかも真実であるように報道してしまうマスゴミの横暴さ。私はこのマスゴミの低レベルさが最近の日本を劣化させている元凶であると常々思っているところです。
ブログやインターネットに詳しくない人たちは、そのような一方的なマスゴミの報道を全部真に受けてそれを頭に刷り込まれ、そんなものがもとになって「世論」が形成されてしまう状況ではないかと思います。毎週マスゴミが行う「支持率世論調査」なんぞもそれと同じレベルなのにそれに気がつかず振り回されている人が世の中にたくさんいるのではないでしょうか。いまだに身近でも「サラリーマンは日経を読まないと」みたいなことを言う人は結構いますが、メジャーな新聞やテレビよりも、よっぽど正当なブログで論じられている見方のほうが正しい内容が書かれているように感じます。
現在のマスゴミは、インターネットの普及や世の中の多様化の動きもあって、従来の広告収入によるモデルが崩れ、異様に高いといわれる給与も維持できなくなりつつあるとか(そういう意味では広告収入に左右されないNHKのニュースが余計なコメントがなく一番まともに感じます)。世の中の良い動きにもあれこれ上げ足をとって世の中を一番変えたくないもっとも保守的な集団はマスゴミなのではないかと思う今日この頃です。そのような驕りのある彼らが一番改革の対象にならないといけないと思う人は結構いるのではないでしょうかね。
そんなことを思いながら土曜日くらいは温泉出動してまいります。。
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