引き続きインドネタ。インドでもっとも広く話されている言語といえば、連邦レベルの公用語に指定されているヒンディー語。話者人口で言えば、中国語や英語に続いて上位に入る言語です。これまでヒンディー語は全然勉強した経験はありませんでしたが、言語マニアとしては前からちょっと気になっていた言語だったので、これを機会に少しだけですが勉強してみました。学生のとき、インドの古語サンスクリット(梵語)や、チベット語をやったことがあるので、ヒンディー語にもとっかかりはありました。
ヒンディー語で一番有名なのは「ナマステ(NAMASTE)」。一日中使える挨拶ですが、ホテルのドアマンなどは「ナマステ」よりも敬意を含む「ナマスカール(NAMASKAAR)」を挨拶で使っていました。あと、「ありがとう」は「ダンニャワード(DHANYAVAAD)」。これは数年前の島谷ひとみの歌の歌詞にもありましたね。
文法を個別にみると複雑な部分も少なくないですが、基本的に語順は日本語と同じ、「主語+目的語+動詞」と動詞が最後なんですね。「・・・です」は「・・・ハェ」「・・・フン」となるので、親近感が湧きます。
ここでヒンディー語の文字が写った写真を何枚か。
おとといの日記でアップしたフマーユーン廟の世界遺産を示す碑。
飛行機の座席に付いたスクリーンから。通常は物干しざおにぶら下がったような形ですが、これは横棒の物干しざおが切れてますね。
ウェルカムバージョンのヒンディー語。
スカイマップのヒンディー語バージョン。飛行機マークの尾翼の右上は「ニューデリー」と書いてあります。
スカイマップの横の「着席中はシートベルトを締めてください」の表示。
道路標識のヒンディー語。
これも道路標識。この文字はインドの多くの言語で使われているデヴァーナーガリー文字といいますが、一見難解に見えますけど結構規則的です。基本的に子音文字+母音文字で構成されているので、ちょうど韓国語のハングルに似ていて、慣れればわかりやすそうです。
今回、インド文化理解のために、インド人最大の娯楽である映画をシネコンで少しだけ見ました。もともと英語の影響が大きいのでヒンディー語ではたくさんの英語の単語をそのままヒンディー語の中で使いますが、単語レベルだけでなく、文章レベルで英語をかなり混ぜて話すということに、言語マニアとして一番関心を持ちました。なので、見た映画は字幕なしヒンディー語映画でしたが、実際に2割程度は英語で話している感じなので、何となくストーリーがわかりました。内容は放蕩息子が成長していくような話でしたが、裕福なインド人の家庭ではああいう感じで系統の違うヒンディー語と英語を混ぜこぜでしゃべるんだなあと改めて感心してしまいました。
ちょっとマニアな話になりましたが、自分の名前くらいはヒンディー語で書けるようになりたいと思います。上に書いてあること、間違っているところも多いかもしれないので、あらかじめそんなことで。。
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