再び約30年前のベリカード
前回、年老いた両親のことを書きましたが、それにも関連する最近の「後期高齢者医療制度」の話。うちの母は、私の扶養家族にしていたので、私の会社の健康保険を使っていたのですが、今回の制度変更で有無を言わせず認定除外ということになり、後期高齢者用の健康保険証が送られてきました。「後期」という表現の問題も腹立たしいところですが、年金から保険料が強制的に天引き。それだけ高齢者が増えて保険制度が崩壊しつつあることはわかりますが、まずは年金問題をはじめとした問題の正常化や税金の無駄遣いをなくすのが先でしょう。この状況でこの制度導入を拙速に急いだ政府のセンスのなさがより目立った感じがします。あと最近注目しているのはやはり北京五輪の聖火をめぐる各国での反発。チベット問題がここに来て一気に爆発した感がありますね。中国さまのほうはいつもの得意技の「逆ギレ」。自分たちのやったことを棚に上げて他人のせいにするこの逆ギレというのは、中国さまに限らず日本でもそういう人がたくさんいます。これって、最近のグローバル化、中国さまの拡張とともに、世界中が逆ギレ化しているように思います。「後期高齢者」問題の政府の対応も逆ギレしているようです。どうも中国さまの90年代以降の発展と、世界の逆ギレ化が比例して進んでいるような気がしますが、どんなもんでしょう。さて、前置きが長くなりましたが、前々回ご紹介した約30年前のベリカードの続きです。まだ世界が逆ギレしておらず、我慢していた時代の話です。これは当時のソ連の「モスクワ放送」の日本語放送を聞いた証明のベリカード。1978年に聞いたのですが、カードはロシア革命60周年だったようですね。その10数年後にソ連が滅んでいるとは当時予想だにしませんでした。この頃の社会主義国の放送は電波の出力が大きく、短波だけでなく普通の中波(AM)でも簡単に聞けました。そんなこともあり、勢いで「日ソ友の会」などというものの会員になり、ロシア語講座のテキストなどをタダでもらったりしてました。これが裏面。日ソ友の会の確認印なので、これは日本国内発行のもののようです。次は北朝鮮の「朝鮮中央放送」のベリカード。1979年にもらったものですが、まだソウル五輪からも10年近く前。北朝鮮と韓国の経済格差もそれほど激しくなかったころではないかと思います。でもちょうどこのころ横田めぐみさんなどの拉致事件があったころと重なりますし、南北対立も激しかったころだと思います。これは裏面。中波で聞いていたようです。このころは日本語放送のほかにも、乱数放送といって夜になると朝鮮語で数字のみを羅列する暗号放送がありました。日本に潜伏していたスパイがそれを聞いて本国からの指示を受けていたらしいです。BCLをやっていた人にはこのことはそれなりに知られていました。そんなことで時代は変わったものだと思いつつ、逆ギレして変な混乱はしてほしくないと思う今日このごろでございます。。人気blogランキング中国BLOGGER人気ランキングできればポチっとひとつよろしくお願いします