21年前の中国旅行の昔話(つづき)
21年前の中国旅行の昔話、つづきです。当時は「地球の歩き方・中国自由旅行編」が出て確か2年目か3年目くらいのときでした。大学では中国語専攻だったので、すでに周りには留学経験者や何人かリュックを背負って旅行してきた人がいましたので、当然のことながら必ず在学中に一度は行こうと思っていました。やろうと思えばすべて自分で手配も可能でしたが、海外は全く初めてということや、一応慎重派だったりするので、「地球の歩き方」が主催する「ダイヤモンド・スチューデント・ツアー」という中の香港経由入出国で往路の香港・広州1泊ずつがセットになったメニュー(途中は完全フリー)に、友人3人とともに申し込みました。夜のCP(カナダ太平洋航空)で香港入国というパターンでしたが、しめて99,800円だったはず。これに参加すると以下のような旅行用ダイアリーがもらえて、3ヶ月くらい前から何を準備したらいいかとか、もろもろの注意事項が書いてあります。また、旅行計画や支出を書き込みできるようなページなどがあります。海外旅行が初めて、それもいきなりバックパッカーとして行く人のために、かつ金のない学生のために結構細かく注意事項が書いてあります。でも、当時は欧米に行く人が大半だったので、中国のようなところに行く場合はあまり考慮されていなかった気がします。まあ、こんな感じで書いてありますが、「最後の電話は彼女にかけよう」とか「ぼくらはファーストクラスでなくエコノミークラスです」などと結構大きなお世話なことまで書いてあります。他のページには「旅先からお母さんに電話しよう」などと書いてあるところもあります。これは、ちゃんと行き先を言わないで参加する学生が結構いるので、旅行社に「今うちの息子はどこにいるんでしょう」という電話がよくかかってきたからだということだそうです。でも当時の中国からはそんなに簡単に電話できませんでしたけどね。今のように直接ダイヤルしてかけられず、申し込んでから相当待たされる上に品質も最悪、料金も高額でした。今となってはリコンファームは特殊なケースを除きどこも不要になっていると思いますが、初めての海外旅行のときはそれまで英語で電話などかけたこともありませんでしたから、結構緊張感がありました。言う方は決まったセリフを言えばいいでしょうが、想定外の質問をされるとパニック状態になり、しどろもどろになった記憶があります。当時のレート表が出てきました。「昭和59年1月5日現在」となっています。昨日の日記でも書きましたが、この時点では1ドル=233.90円となっています。1人民元は118.95円、1香港ドルは30.32円になっています。当時の中国はまだ「未開放地域」というのがたくさんあって、外国人が行けないところが多く、行き先も限られていましたが、みんな同じ「地球の歩き方」を持っていくので、たまたま応対がよかったレストランなどに日本人旅行者が集中していったりして、味をしめたその店がぼりまくったなんて話も結構ありましたね。このときが初めての海外旅行でしたが、「汚れてもいい格好で」とかほとんど「探検」に行く感じで、最初は無事に帰って来れるのか、本当心配でした。そんなことで、だらだらと昔話でした。まだ明日につづきます・・・人気blogランキングへ中国BLOGGER人気ランキングできればポチっとひとつよろしくお願いします