カテゴリ:イベント
きのう久しぶりに中央官庁界隈でイベントがあったので、一日出かけた。むかし官庁関係の仕事をしていたときにはあまり気にならなかったが、強烈な時間感覚の違い、そしてそれは共有する日常生活の違いであることを思い知らされる。
いつも走っており、周りの風景をみることがないなかで、女性の就労や子育てについて考えると、24時間稼働のコンビニ保育所を量産するべきである、といったようなコメントが自然にでてくる。私はそういう未来はゴメンだ。 小さい頃からお稽古と塾で忙しい生活を送り、有名私立中学から有名大学に行く。不夜城の中央官庁の役人になる準備はじゅうぶん整っている。そうやって社会的地位を得たエリートから出てくる未来への施策が豊かなものでありえるだろうか?丁寧な仕事をするための余裕は霞ヶ関にはどこにもない。 一昔前なら日本人の多くがそういう生活をいとわず、身を粉にして働き続けていたために、感覚のズレが少なくてすんだ。いまは、そういう生活をしつづけたいと思う人は若い方から減っている。政策をつくる人と享受する人の感覚の違いはますます拡がるだろう。中央の仕事を減らし、地方へと仕事を移す改革は、こんな意味からもはやくやった方がいい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/11/10 02:07:53 PM
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