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品田知美の空中庭園

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Ayami0719

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カテゴリ:イベント
 中国環境社会学の設立を記念した国際学会に参加してきました。ほんの数日ですが東アジアに滞在したのが、初めてでとても印象が深い旅になりました。少ししか大学の外を歩く時間はなかったけれど、散歩で中心地区と郊外地区の住宅街を体感したので記憶にとどめたいと思ったことをつれづれなるままに。
 まずは、大学の建物のこと(中国人民大学)。つくりが大きくてしっかりしている。天井が高い。質の高い内装品が使われている。敷地も広くてとても立派なんです。日本の普通の大学の建物みたいに、「ちゃち」ではありません。大学は街の中心地にはなく、たいがい北側の郊外地区にあります。5-6kmくらい離れているかな。この立地は、古い欧米の都市とは違う。だいたいあちらは中心にあるので。中心には、旧皇帝の住居がある。つまり政治と商業ですね。特に食べ物関係のお店はもちろん大変に充実しています。大学の存在は、「文化」とかかわるのでその領域が、あまり中心では目立たないってことですね。
 東京と同じ1000万人を超える人口がいるのに、割とコンパクトな都市になっています。それは、20階を超える中高層集合住宅が郊外まで建っているし、中心市街地にも狭い住居に人がたくさん密集しているからでしょう。うーん、公共交通は十分とはいえないですね。バスやトロリーバスはあるけれど、地下鉄にあたるものがないんです。だから、大学の前でさえいつもタクシーが行列している。これでは、交通量は増えるはず。中国の幹線道路といえば、車や自転車や人が錯綜し、いつぶつかるかわからない状態のカオスを乗り切らなくてはなりません。これはうわさどおりで、乗っていたタクシーの運転手さんは、ふらふらと自転車こいでるおじさんに怒鳴りまくっておりました。郊外地区ですと、さらに荷物を運ぶ「馬」もいますし。
 中心地区の下町は、オリンピックを控えて次々と立ち退きが迫られていて再開発が進んでいます。せっかく都市に味わいを出している場所なのに残念です。街の片隅にあったあの北京ダックのお店は、残ることができるのでしょうか、、、。中心地の下町は、伝統的な住居様式ですべての家が道に接するところに窓がなありません。古くから異民族が襲来してくることが多かった北京では防御が固いつくりになってる、という話。いわゆる四合院といわれ、中庭に向かって四方を部屋が取り囲むスタイルです。これって、ローマ式じゃん!れんが造りの建物の横を歩いているとどこかヨーロッパ的。漢字がみえなければ、ここってアジアだっけ?と感じる。コンクリート造りの近代的な建物と石造りの伝統建築は上手く調和がとれるから、街が日本みたいに支離滅裂な感じにならなくてすむんだと思う。ちょっとうらやましい。(つづきは、あとで、、、)





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Last updated  2007/07/03 07:45:42 PM
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