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あるDrの半生(反省)by ge5999

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2007.09.05
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カテゴリ:オーベンの御言葉
汚い術後の創をみました。某有名病院で脳外科の手術-慢性硬膜下血腫の手術をしてもらったとのこと。 
約5mm幅の脱毛になっていて、まだ痂皮がついていた。
電気止血ピンセットで強く焼いて、比較的太い糸でぎゅっと縛ると
こういう創ができやすい。もちろん手術は失敗ではないです。
しあがりの問題。

DrHのお言葉を思い出した。
”最後まで気を抜いてはだめ、最後の皮膚の縫合など、表面の処理は特に大事”
”というか表面がとても大事。患者さんは良くなったらそこだけを気にするよ”

どんな医師が手術したんだろう? 
簡単な手術だし、有名病院ではやっぱり経験の浅い先生かな? 
僕が研修医の時に同じ手術を初めてした時、最後の皮下と皮膚表面はオーベンのDrFが縫ってくださって、僕は糸結びでした。
糸はわざと4-0の細いナイロン糸で、ぎゅっと縛ったら
プチッと切れていたのを思い出しました。
そうすることによって、創が綺麗に縫合でされるように工夫していたのです。
みなさま、有名な病院で簡単な手術をする時は、70%程度の確立で、
その有名な先生は執刀しません。それを念頭に置いてください。





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Last updated  2007.09.09 23:40:36
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