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カテゴリ:オーベンの御言葉
汚い術後の創をみました。某有名病院で脳外科の手術-慢性硬膜下血腫の手術をしてもらったとのこと。
約5mm幅の脱毛になっていて、まだ痂皮がついていた。 電気止血ピンセットで強く焼いて、比較的太い糸でぎゅっと縛ると こういう創ができやすい。もちろん手術は失敗ではないです。 しあがりの問題。 DrHのお言葉を思い出した。 ”最後まで気を抜いてはだめ、最後の皮膚の縫合など、表面の処理は特に大事” ”というか表面がとても大事。患者さんは良くなったらそこだけを気にするよ” どんな医師が手術したんだろう? 簡単な手術だし、有名病院ではやっぱり経験の浅い先生かな? 僕が研修医の時に同じ手術を初めてした時、最後の皮下と皮膚表面はオーベンのDrFが縫ってくださって、僕は糸結びでした。 糸はわざと4-0の細いナイロン糸で、ぎゅっと縛ったら プチッと切れていたのを思い出しました。 そうすることによって、創が綺麗に縫合でされるように工夫していたのです。 みなさま、有名な病院で簡単な手術をする時は、70%程度の確立で、 その有名な先生は執刀しません。それを念頭に置いてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.09 23:40:36
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