私はそれほどヒマじゃないんだが
何故か公園で鳩群にパンを与えてたりした

彼等、不思議なものでどこかでチラ見してるのか
２～３匹だけにパンを投げてあげたら
どこからともなく何匹も飛んできやがる

「ねぇもっとくれるんだよね？」と
彼らの顔がそう訴えてるように見える。。
結果、買ったパンは私が食べることなく、
すべて鳩群の餌と化すのである

鳩が豆鉄砲を喰らったような顔
という例えがあるんだけども、
彼等、基本的に何もしてなくてもびっくり顔である

たまに街中で歩道に鳩がいるんだけど
人が歩いてくると一生懸命離れようと
短い足と首振りで走って？いく
漫画みたいに汗かいてる描写が見える気がする
（鳩の首を何らかの方法で固定すると
歩けなくなるという話を聞いたことがある。まぬけだ）

前に住んでいたワンルームのベランダに
毎朝鳩が飛んできて
窓越しに聞こえるクルッポークルッポーがやたら気にさわり
ええぃうるさいっ！と思いつつも
たまに気まぐれでパンとか置いて与えていたら
クーラーの室外機の影に知らぬ間に巣なんて作られてしまい
気づいた時には卵まで･･･

ベランダと云えども強い雨が降れば
当然巣も水浸しになるのが不憫に思い
ダンボールで屋根まで作ってあげて。

そうこうしてるうちに灰色のヒナが２匹生まれ
窓ガラス越しにたまに観察するのが微妙な楽しみとなった
鳩のヒナもピーピーうるさいのかと思いきや
不気味なほど静かで親鳩のクルッポーのみが毎朝聞こえる

ヒナもだんだん大きくなり、
鳩らしい毛の模様が出始めた頃にはベランダのスペースを
あちこち動き回るようになった
鳥は飛べるようになるまで巣を出ないと思っていたんだが
ベランダが安全だからか歩き回っていたのが印象に残ってる

ある日、窓ガラス越しに見ると
２匹のヒナはベランダから居なくなっていた
きっと無事に飛んでいったのだろう

残されていたのは巣の残骸とフンの山･･･（くさい）

しばらくしたらまた朝にクルッポークルッポーうるさいので
カーテンをそっと開けたら
一般的な鳩よりも細身？な２匹がベランダの淵にとまっていた
あぁヒナが戻ってきたんだな、と思った

私がカーテンを開けても逃げることなく
並んでとまってる姿を見て
「いろいろお世話になりました」と
言っているように･･････見えたのは気のせいで、
普通にベランダにフンをして飛び去っていった
くっ。。。。

その後も何回かその２匹はベランダに戻ってきていた
鳩が育った巣に戻ってくる習性があるのかどうか知らないが
たまに朝方にクルッポーと鳴いて、
見てみるとその２匹がいつも並んでとまっていた

そういう思い出があるので私は鳩は嫌いじゃないんだが
駅前に停めている自転車のサドルの部分のみに
たまにピンポイントでフンをしていくのだけは
ぜひやめてほしいと思うのです