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カテゴリ:革モノ作り
12.貼り合わせ各パーツを立体に張り合わせます。 革鞄は外縫いのものと内縫いのものがあり、外縫いはマチ部分の革パーツの縫い代が外側に出ているタイプ、内縫いはマチ部分の縫い代が内側にあるタイプです。 (↓これは以前作った外縫いのバッグ。外縫いはカッチリしたタイプの物が多いです) 外縫いと内縫いでは作り方の手順が違います。 今回のボストンバッグは内縫いです。 内縫いの場合、布の袋物などと同じく、中表で縫って裏返す方法で作ります。 まずはマチ部分が外側に出るようパーツを貼り合わせます。 そのままでは接着剤がのらないので、接着剤をのせる部分をヤスリで削って、糊付けします。 13.縫い付け接着したところを糸で縫います。 私の場合、全て手縫いです。 今回は玉縁を入れているので、縫い代の厚みは漉いてあっても6ミリほどあります。 指で一目ずつ玉縁の位置を確認し、菱ギリで穴を開けながら縫い進んでいきます。 今回の革は床面(革の裏面)がとても綺麗でそのままスエードとして使えるため、床処理剤だけで裏地は付けずに作ってます。 縫い終わった状態。縫い代はバイアステープでカバー。 後はこれを裏返せば本体部分は完成・・・ですが、初心者さんが革の厚みや固さ、裏返し口の大きさを見誤って内縫いのものを作ると、 え?!ウソ!裏返せないんだけど!!!! という悲劇が起こってしまう場合があります。 裏返せなかった場合は何ともなりません。 ムリに裏返そうとグイグイやっても、革を傷めるか壊れるのがオチです。 潔く諦めて、分解→作り直しor再利用の方向で考えましょう。 ちゃんと裏返せる時も、革に変なシワを入れてしまわないよう、時間をかけて左右均等に丁寧に裏返していきます。 内縫いの鞄作りで一番ワクワクする瞬間です。 その後、内側からカドや縫い代部分を整えて本体完成。 金具で別に作っておいたハンドルをとりつけたら・・・ じゃじゃ~ん!! お~!!試作のかいあって、思った通りのシルエットで出来上がりました。 サイズ感はこんな感じ(え?想像以上にデカい?) 夫婦で2泊3日の国内旅行想定のため、大きいサイズで作ってます。 後は引手やネームタグなどの小物を作って 完成です。おつきあいありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年06月11日 01時56分45秒
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