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カテゴリ:生活
きょうは予備校で厚生年金保険法の試験を受けてきた。
厚生年金は年金の2階建ての部分だ。 年金財政が逼迫したためにちょっとずつ支給開始年齢を遅らせる。現在まさに移行期間中で、最終的には誰もが65歳から支給されるようになる。 昭和36年生まれの学年が65歳になったときに移行は完了する。 ちなみに私は移行期間に当たる「犠牲者」だ。おかげで60歳以降受給開始年齢まで無年金となってしまう。 企業は、定年引上げや定年撤廃を忌避し、再雇用制度で逃げる。もちろん私の会社も再雇用制度で逃げている。 再雇用するかどうかは会社が決めるのであって、会社と労働者の立場は対等ではない。 だから無年金で苦労する世帯が出るのは明白なのだ。ところが、奇妙なことに、手当てをするどころか、再雇用制度に国がお墨付きを与えるという企業側に甘い法律(高齢者法)を制定している。 ここでも財界が自民党を買収して企業側に有利な政策を実現させている例を見る。派遣法と同じ手口だ。 そもそも金で政策を買うというのは民主主義に反するようで違和感を覚える。最高裁の判断は保守的にすぎると思う。 いずれにせよ、自民党と官僚が談合して国民を年金受給開始を5年遅らせたのは、自分達のテキトーな仕事がもたらした年金崩壊の恐れを先延ばしにするためだ。 ソフトランディングといえば聞こえはいいが、結局それはごまかしや言い逃れの別名にすぎなくて、要するに見えないところで国民の信頼を裏切り続けてきたのだ。 60歳から無年金の5年間をどうやって生きていけばいいのか教えて欲しい。 自助努力とか、自己責任とか、自分達の無為無策を棚に上げて無責任なことは言わないでもらいたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 1, 2007 11:18:24 AM
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