闘魂　サバイバル生活者のブログ

安倍晋三は馬鹿ではないが、政治センスがない。これは立花隆の言葉である。

小泉純一郎にあって、安倍晋三にないもの、それは政治センスだという。勉強不足なので、政治センスがなにを指すのかわからないが、それでも妙に納得してしまう。

きょうの昼休みと帰りの電車で、ＮＨＫ取材班「ワーキングプア―日本を蝕む病」を読んだ。

新自由主義によって、日本は確実に格差が広がっていて、生存権が脅かされている階層が増えた。

昔なら資本の攻勢によって労働者階級が抑圧されている、闘争だ、などとなるところだ。しかし、いまやポスト冷戦時代である。

グローバリゼーションによる産業構造の転換圧力が強くて、社会的な弱者や地方の産業がモロ犠牲になっているようだ、としかいえない。

国は対米売国主義に汚染されていて、ロマンもビジョンも欠いたまま。さてどうする？

しかし、切り捨てられた弱者の具体的な苦労は、知れば知るほど聞いちゃいられないわ。しかもこちらだって、いつあちら側に転落するか、ほんの紙一重の差なんだから他人事で済まない話だ。

政治センスのない安部晋三は、強行採決の山を積み上げ、３人の閣僚の首を飛ばした。そして本日、改正労働３法と年金一元化法を継続審議にして選挙モードに突入した。

憲法改正が選挙の争点なのだそうだが、天皇制廃止でもなんでも好きなようにやってくれや。安倍晋三は馬鹿である。

立花隆には申し訳ないが、これだけは間違いない。