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カテゴリ:歳時記
きょうは現実逃避。
森田実のホームページがいい。 前原誠司は卒業年次は違うが、同年代の中西寛がブレーンだ。中西は、シカゴ大学で勉強していた。保守的なことで有名な大学だ。保守的な論客として論壇誌をにぎわしている。両者共通の師匠は高坂正堯。現実主義外交がキーワードだ。高坂の授業で思い出すのは、理想は捨てちゃいけないが、現実を見据えないといけないという言葉。いま前原はやばいポジションにいる。チャンスではない。ピンチだ。 以下、森田実の言葉。 安倍復活戦略が発動したようである。Q君は相当奥深いところまで取材している記者で、いつも的確な情報を知らせてくれる。Q君の話はつづく。 「マスコミが前原を大々的に応援し、前原のもとに民主党内の従米・タカ派を結集し、小沢体制に揺さぶりをかける。時期をみて全面戦争に持ち込み民主党を分裂させる。“テロ特措法延長、かけがえのない日米関係堅持”の大義名分で安倍自公連立政権と政策合意し、『自公前』連立政権をつくる。ここで衆院を解散するというシナリオが動き始めたようです」 “アメリカ共和党政権の対日政策担当者が動き出した”との情報も入ってきている。大がかりな小泉・安倍従米路線復活作戦が動き出したといえるかもしれない。 民主党は断固として国民の側、平和の側に立って、安倍・前原らの従米、軍国主義路線と戦わなければならない。 それにしても、前原氏はいやしくも民主党前代表である。小沢批判をテレビでやる前に、まず党内で議論すべきではないか。民主党所属の国会議員としての“筋”を守ってほしいと思う。 現実主義外交に惑わされてはいけない。財務省主導の対米売国主義に加担するのはよくない。小泉純一郎を上手に操ってきた財務省は国民のことなど考えていないし、それは米国並みの格差を擁護する財務省OB榊原英資の言説を参照すればわかる。どこの世界でもそうだが官僚というのは保身しか考えていないし、この国をめちゃめちゃにしたって責任を取りはしない。猪瀬直樹の「空気と戦争」(文春文庫)を読むまでもない。 そもそも国益ってなんだ? 国民の利益なんてことはない。国家の利益、つまり支配層の利益なんだよ。要するに対米売国主義に染まった官僚と政治家、そして財界の利益なんだ。国民を黙らせる武器は恐怖だ。敵国を作って恐怖を煽る。そして情報隠蔽と情報操作。生活に追われる我々被支配層は、これでギャフンだ。 前原は、数十年のスパンで考えるポーズをホームページで見せていたが、結局は、米国に踊らされるに違いない。ヨーロッパと繋がりのない中西がブレーンなんだから仕方ない。 さて、現実にもどろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 12, 2007 11:27:08 PM
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