雨宮処凛のインターネットラジオ
「オールニートニッポン」を聞いた。
正社員が非正社員の組合活動のためにカンパをするのは「一石二鳥」だという話が出ていたが、よくわかる。わからないひとにはわからないだろうが、わかるひとにはわかる。
非正社員の待遇を良くすることが自分たちの利益にもなるということだ。つまらないこと、ささいなことには違いないが、日々労働する中で、そういうちょっとしたことが大きな違いを生む。
ストレスがきつくて、もうつぶされそうになっている現状を少しでも改善するためには、組合にもがんばってもらわな。ゴルフやっとる場合ちゃうやろが、ほんまに。ゴルフにうつつを抜かす組合幹部はほんまにクズや、人間のクズ。こっち来るな、あっちへ行け!
反ロスチャもいいけど、こういう問題は、この国の政治の問題だから選挙で関われる問題だし、自分もいつ当事者になるかわからない問題でもあるので、身近な問題だ。否、反ロスチャの問題まで辿り着けるひとはある種の特権階級なのかも知れないとも思う。
雨宮さんが奇しくも言ってたように、貧困の問題はマスコミに消費されて、ああそんなのあったよね、などと一過性の盛り上がりで終わらせてはならない問題だ。病気やリストラ、経済変動などで「ため」を失ってしまって、あれよあれよという間に路上に放り出される。誰もがそういう怖さと隣りあわせで、それだから日々職場で強度のストレスを強いられているのだということを確信した。