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カテゴリ:生活
戦争はなぜ儲かるのか。
軍需産業って何だ。武器を作って売る会社だ。武器ってなんだ。弾薬やミサイルのことか。そんな消耗品だけではない? 飛行機やヘリ、船などの鉄とコンピュータのかたまりも売れる。 ついでにいえば、武器輸出業は、外国で戦争があったら敵味方双方にセールスするんやね。なるほど、外貨をもってなあかんっちゅうこっちゃね。 戦争になれば、軍需産業だけでなく、兵站を担う産業も儲かるわな。兵士のメシや飲み物そして衣服、また燃料つまりガソリン…。それらを輸送する運輸や通信を担う事業も儲かる。 それから壊れた橋や道路、滑走路の建設なんてのもある。 ほかにももっとたくさんの産業が儲かるんだろう。産業を支えるのは労働者。労働者の生活は別に潤いはしないだろうが、仕事にありつけるので飢えから解放される。 忘れちゃいけないのが金融業。 原料を仕入れるのに金が要る。労働者の給料を払うのに金が要る。 戦争は公共事業だから国債を発行して、資金を調達する。調達した資金で、軍需産業その他の産業に発注をかける。発行した国債は金融機関が引き受ける。中央銀行が札を刷って金融機関に金を渡す。 いや、こんなまどろっこしいことはやってられんわな。だから命令して、中央集権の計画経済でやるんや。 いやそれでもちと待てよ。 鉄鉱石やボーキサイトなどの原料やガソリン、そして食料は輸入するんやったら外貨が必要やね。そりゃ、国際金融資本から外貨を借りなあかんわ。ここで悪魔と契約することになるんやね。そして金利払うために拡張主義が昂じていったと。 ちなみに米国なんかドルが決済通貨やから外貨は必要じゃないんやね。札を刷るだけ?だから戦争中毒になってしまったんやろか。 いや、やっぱり金を借りてるからエスカレートしていくんちゃうんかいな。それとも景気悪なって、製品在庫がたまってきたら荒っぽくいくんかのう。なんかここんところ景気も悪くなってきたし、またやな予感がするね。 以上がフツウのおやじが思いつく戦争のイメージ。 戦争が魅力的に見えるビジネスマンってさあ、なんだかねえ。でもこの国にもいるんだろうねえ。景気悪いよりいいほうがいいからね。ほんとは庶民の懐具合とはあまり関係ないんだけどね。 これだけ誘惑があるのに戦後60年間の実績を積めたんは、9条という建前があったからやと素朴に考えているんだが。 いや逆か。戦争に懲りて、初期値が小さいから倍々ゲームで経済は成長できて、9条が機能してきたと。 それがここんところ経済が立ち行かなくなって来て、9条変えてもいいかなあという誘惑が出てきたと。外圧のせいにしながら。 もちろん複雑な要因があるんやろけどね。 さて、ぼちぼち勉強モードに入る。社労士試験の勉強だ。まじめに考えよう。考えが甘すぎるのにもほどがある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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