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闘魂 サバイバル生活者のブログ

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カテゴリ:メモ
晴耕雨読より。晴耕雨読さんは、一体なにものなんだろうか。経済学に関するバックグランドを判断する力はぼくには全くない。言ってみれば、2次元にいるぼくには3次元に住む晴耕雨読さんの全体像はわかるわけがないって感じかなぁ。晴耕雨読さんの文章を読んでいるといかに自分が経済オンチなんかがわかるわ。

「“デフォルト”はなし→あり得るのはハイパーインフレによる“債務の実質切り捨て”」  日銀(中央銀行)と国債関連

貯蓄が減り、貿易黒字が赤字に転換したとしても、“日本国債”に異変が起きるとしたら、デフォルトではなく、ハイパーインフレによる債務の実質切り捨てだと予測しています。

外貨建てではなく、内国人がほとんどでしかも自分のお金が国債になっていることも知らない“間接保有”ですから、日銀がじゃぶじゃぶ日銀券を発行して、「国債サイクル」を維持するしかない(維持することができる)のです。

日本の財政破綻を財政危機まで“回復”させるためには、制御不能のハイパーインフレではなく、制御的なインフレに転化するしかないと考えています。

“デフォルト”はなし→あり得るのはハイパーインフレによる“債務の実質切り捨て” 投稿者 あっしら 日時 2002 年 8 月 15 日

>あと、何らかのきっかけで、金利が上昇し、利払い費が急増すると天秤の左側が重くなりますよね。

民間セクターでも、家計セクターでも、さらに言えば、国際的にも、お金の使い道が狭まっていますので、名目金利が上昇することは当分(このままでは10年間以上)考えられません。

金利が上昇するとしたら、政府日銀が、インフレに転化させることが出来る“正しい”政策を採ったときです。

そうであれば、名目金利は上昇しても、実質金利はマイナスになるでしょう。

現在の実質金利は、3%弱という高いものです。

インフレに転化すれば、税収も増加するので、利払い費は相対的に軽減されることになります。

貿易赤字になった後で、追い詰められて「国債サイクル」維持政策を採ると、ハイパーインフレになってしまいます。

国民経済及び財政のために、一日でも早く緩やかなインフレに転化させる必要があります。

緩やかなインフレであれば、日本経済の供給力に照らして、実質金利がマイナスでも公的債務が切り捨てられたという意識をもたれることはありません…

>>インフレに転化すれば、税収も増加するので、利払い費は相対的に軽減されることになります。

>この点なのですが、政府の借金残高があまりにも大きいだけに、金利が大幅に上昇すれば、短期で財政破綻が起こるのではないでしょうか。

前提条件がわかった方がいいと思いますので、先頭に>>が付いた前に書いた内容をコピーしておきます。

「金利が上昇するとしたら、政府日銀が、インフレに転化させることが出来る“正しい”政策を採ったときです。そうであれば、名目金利は上昇しても、実質金利はマイナスになるでしょう。現在の実質金利は、3%弱という高いものです。」

金利は大幅に上昇させる必要はありません。公定歩合2%程度で、長期金利(10年国債)3.5%程度という金融政策で、インフレ率3~4%程度が達成されるのが好ましいと思っています。

インフレーションや税の増収は遅れてやってきますから、一時的には公的債務の履行が苦しくなる可能性もありますが、遅くとも1年後には負担が軽減されることになります。

“正しい”政策は、増税をしなくても、所得税・法人税・消費税が増収になるものですから、インフレ率以上に税収が増加します。とりわけ、利益に課税される法人税の増収が大きく貢献します。

(金利がそこそこでも付くようになれば、元本までは取り崩さないとしても、消費が増加するはずです。新規追加貯蓄が、預貯金ではなく国債や社債などに回ればいいと考えています)


ハイパーインフレについて」  日銀(中央銀行)と国債関連
招き猫さん:


>ハイパーインフレによる債務の実質切り捨てだと予測しています。

いったい何%のインフレのことですか?
仮に、100%のインフレが起きるとして、現在の購買力平価120円前後が、240円になることでしょう?

なれるものなら、なって頂戴よ。
香港に行くとき、120円だったドルが、僅か3日で116円になってる。何度も言うように、そんなインフレが起こせたら、ソニーーもトヨタもキャノンどころか、今や死にかけているNECさえ、うはうはです。

できるもんならやって欲しいですな。ハイパーって行った瞬間に、野口悠紀夫なみの経済知識と言うことになりますなぁ。

Re: ハイパーインフレについて 投稿者 あっしら 日時 2002 年 8 月 15 日

>いったい何%のインフレのことですか?

%の問題ではありません。端的に言えば、GDPデフレータがプラスで、実質GDPがマイナスであれば、ハイパーインフレです。

ミクロ的に言えば、生産した財を販売して得る通貨では、次に同じ量の財を生産さえすることができないという経済状況です。

>何度も言うように、そんなインフレが起こせたら、ソニーーもトヨタもキャノンどころか、今や死にかけているNECさえ、うはうはです。

上述の内容なので、残念ながら、“うはうは”にはなりません。

>端的に言えば、GDPデフレータがプラスで、実質GDPがマイナスであれば、ハイパーインフレです。

---------------
そんじゃ、さしずめ現在はハイパーデフレですなぁ。(笑)GDPデフレータがマイナスで、実質GDPがプラスなんですから。ハイパーデフレの時代にハイパーインフレの心配するんですか。ハイパーデフレがますます昂進する脅威について、つまり失業率が15%を越えることや、自殺が4万人となることなどを心配した方がいいのではないですかね。一分でも早くデフレからインフレにする方法考えた方がいいですよ。

それもほんとは簡単ですけどね。日銀が国債買い切りオペを5兆円まで引き上げ、同時に最低インフレ率を3%以上とすればいいだけです。それでもだめなら、5兆円を10兆円にすればいい。でも、ハイパーインフレ論を言えば言う程、インフレターゲットは遠ざけられる。

せいぜい10%のインフレ程度を想定しているのは、円/ドルレートの購買力平価の推移を見れば分かってくるでしょう。1985年に194円だった購買力平価は、15年後の2000年は131円でした。この間、上昇したのは1991年に170円→171円の一度きりです。あれだけのバブルを作り上げても、物価は4%しか上がらなかったんです。
購買力平価131円と現在の為替価格116円との乖離から考えても、間違いなく円/ドルレート購買力平価は下落するでしょう。アメリカですら、CPIがゼロになりかけているのですから、日本のCPIは間違いなくマイナス幅が広がるでしょう。インフレを気にする前にデフレスパイラルを気にするべきですよ。

国債が破綻するとか考えてしまうのも、デフレのせいです。一説によると物価変化率1%で税収が13%変化するそうです。1%の物価下落は13%税収を減らしますが、1%の物価上昇は13%の税収を増やします。

お願いですから、ハイパーインフレとか、国家破産とか「とんでも」経済を広げないでください。一分、1秒でも早くインフレターゲットを日銀が採用するべく協力してください。

-------------


冷静にひとの議論内容と経済論理を考えてください

>>端的に言えば、GDPデフレータがプラスで、実質GDPがマイナスであれば、ハイパーインフレです。

>そんじゃ、さしずめ現在はハイパーデフレですなぁ。(笑)
>GDPデフレータがマイナスで、実質GDPがプラスなんですから。

現状の日本経済は、GDPデフレータがマイナスで、実質GDPもマイナスという“ハイパーデフレ”です。

>ハイパーデフレの時代にハイパーインフレの心配するんですか。
>ハイパーデフレがますます昂進する脅威について、つまり失業率が15%を越えることや、自殺が4万人となることなどを心配した方がいいのではないですかね。一分でも早くデフレからインフレにする方法考えた方がいいですよ。

私が書いた「貯蓄が減って、貿易黒字が赤字に転化したという前提条件付きです」というのを無視しないでください。

“ハイパーデフレ”から“ハイパーインフレ”には、不況期で貿易収支が赤字に転化するという経済条件の変化で簡単に移行します。

「失業率が15%を越えること」は、貿易収支の赤字要因でもあり、“ハイパーインフレ”の誘引です。

民主制であり、社会保障が常識化しているなかで15%を超える失業が発生していれば、供給力が低下したなかで財政支出の拡大が行われるので、“ハイパーインフレ”になる可能性が高いのです。(救貧法レベルであれば、そういう心配はなく、デフレを心配しなければなりませが...)



「一分でも早くデフレからインフレにする方法」は、匿名希望氏とのやり取りのなかで提示していますので、そちらをご覧ください。

私は、緩やかなインフレになる政策を提言しているのであって、デフレの継続やハイパーインフレを容認しているわけでもありません。

>それもほんとは簡単ですけどね。
>日銀が国債買い切りオペを5兆円まで引き上げ、同時に最低インフレ率を3%以上とすればいいだけです。
>それでもだめなら、5兆円を10兆円にすればいい。
>でも、ハイパーインフレ論を言えば言う程、インフレターゲットは遠ざけられる。

日銀がインフレ誘導策を採っていないとでもお思いなのですか?

年間100兆円の国債が発行されますが、それと同等額の国債を残る8ヶ月間で全部買い切りオペしたとしても、インフレにはなりません。

商業銀行から先で通貨供給の増加が実現されないからです。
いくらインフレ率目標を掲げようと、経済主体は、そうなってから動くものです。
そうならずにデフレが継続すれば、危ない企業以外はそれほど必要ではない借り入れは、ただ過大な負担を背負うだけのことになります。
危ない企業に貸し出しを行えば、銀行の不良債権が増えるだけなので、銀行が実行しないでしょう。

銀行が保有している国債を“全部”日銀が買い取ることで困るのは、安定的な利息収入源を奪われた銀行です。

日銀の金融政策は、インフレターゲット政策でデフレを解消できないことを既に示しているのです。



>せいぜい10%のインフレ程度を想定しているのは、円/ドルレートの購買力平価の推移を見れば分かってくるでしょう。
>1985年に194円だった購買力平価は、15年後の2000年は131円でした。
>この間、上昇したのは1991年に170円→171円の一度きりです。

私のハイパーインフレ予測は、「貯蓄が減って、貿易黒字が赤字に転化したという前提条件付き」で行っているものです。

>あれだけのバブルを作り上げても、物価は4%しか上がらなかったんです。

「物価は4%しか上がらなかった」から、バブルになったのです…

この辺のやりとりも笑いごとではないよね。ぼくだってトンチンカンな理屈なんだろうと思うし。こと経済に関してはね。でもホント晴耕雨読さんのブログは勉強になるわ。ちと固いのが玉にきずで、気持ちに余裕のあるときしか頭に入らないんだけど。





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Last updated  December 1, 2007 12:19:27 PM
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