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カテゴリ:生活
期せずして、もうひとつのライフプランが出来上がった。といってもしみったれた話であることには違いはない。
うちの会社は2004年に年金の3階建て部分である厚生年金基金を解散した。で、代案として出してきたのが、退職金を原資に年金を払いますっていうもの。要は、退職金は自由に使うより会社に任せた方が引退後の人生、なんとかなるかも知れませんよというセコイ話。 就活の学生には話せない、経団連メンバーであるニューヨーク市場上場の大企業が従業員に用意する老後のプラン。 この話に乗るといまのまま昇給もさらには60歳の再雇用もなかったときという最悪のケースを想定した場合、なんとかなるものだろうかとシミュレーションしてみた。 結果は、条件次第で、なんとかなる。条件というのが、繰上返済。昔、記事に書いたが、我が家のローンは2千万円でスタートしている。こいつをある程度繰上返済できれば、老後は確かに会社が提示するプランに乗っかることができる。 60歳のときにはローンは1300万円くらいになっているはずだ。シミュレーションによれば、900万円くらいは繰上返済できるハズ。差し引き400万円を74歳までに返済すればいい。 60歳時に貯金は800万円になるからこれですべて返済することもできるが、これが悩ましい。なぜなら60歳から65歳までの5年間の生活にあてがわなければならないからだ。魔の5年間である。会社が提示するプランでもこの5年間(正確には4年間)は年収190万円である。ローンの返済をしながらどうやって家内と2人の生計を立てるか、やはり貯金を崩すしかないであろう。最悪のケースを想定すればの話だが。 ここさえ乗り切れば、64歳から厚生年金(報酬比例部分)、65歳から国民年金、厚生年金がはじまるので、低めに見積もって、1階部分から3階部分を合計すれば、280万円、さらに家内が65歳に達すれば、以後340万円は確保できる。 天下りのような派手さとは無縁だが、大企業の歯車として、自分を押し殺し、耐えに耐えて行ったら最低限この程度の老後は送れるということだ。 もちろん残された会社生活をどうやって送るか、まだまだ吸収すべきことはあるし、ひとを巻き込んで仕事をやっていく醍醐味だってある。ひとを育てる仕事も大切な仕事だし、少しでも納得の行く仕事をして行くためにどうすればいいかを考えるのもいいだろう。コツコツ地道に、しかし前向きに歩んでいけばいいこともある。こう信じて楽天的にやっていく。 しかし、やみくもに行くのではなく、最悪のケースを見据えながらである。この辺はなんというかいかにも自分流なのだ。 ところで、きょうの神州の泉「韓国版エクソンフロリオ条項を見倣うべし!」はいいぞ。神州の泉は思想的にはしっくり来ないが、国際金融資本を射程に入れてモノを言っている点で信頼が置ける。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 15, 2007 01:54:25 AM
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