昨夜は大雪で、朝雪かきをした。
年末からキース・ジャレットの
ケルン・コンサートと
ソロ・コンサートを聴いている。
共に70年代の録音だが時代が下っても全く色褪せない。おしゃれで、ときに切なく、甘く、ときに孤独で、凛と冴えわたり、ときに力強く、楽しい。
即興なのに完成度が高いなんて形容矛盾だが、そうとしかいいようがない。
日々の暮らしは厳しくてもこういう作品を味わえるのは無上の贅沢だ。生きる喜びは、目を凝らすとそこここにあることを再確認。
古典には、時代の厳しい淘汰を生き残ってきただけの素晴らしさがある。奇跡だ。