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カテゴリ:本
等身大のブログがいいんだが、このブログはもはやかなり無理したブログになっている。この路線じゃ、長続きしないだろうなぁという予感。
きのう買った堂免信義「「民」富論―誰もが豊かになれる経済学」(朝日新書)を読んでいた。要は、売国御三家、小泉、竹中、御手洗にとって聞きたくも無い話が続く。和をもって尊しとなす、この国の格差問題をなくそうとするベクトルが美しい。 売国奴の正確な定義を知りたくなってきた。読者評をコピペしておく。著者名と書籍名はまたいずれ。 8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 アメリカの「手先」か「邪魔者」か・・, 2007/3/2 By はれしょま (東京都) - レビューをすべて見る 柳沢伯男現厚生労働大臣は、金融大臣だったときに『日本の不良銀行に公的資金を投入、国有化して、ハゲタカファンドに二束三文で売り払おうとする政策に露骨に抵抗したので、アメリカに「邪魔者」として忌避された。』そうです。P174 俄然、柳沢大臣を応援したくなりますね。 今回の産む機械発言→大臣やめろ騒動もその延長なんでしょうか・・ やめろと騒いでいる人たちの顔ぶれに注意する必要がありますね。まさか福島みずほ社民党党首がアメリカの手先?とは思えませんが・・わかりません。 通読するため、よりなにかピンときたときに見る本だと思います。 このレビューは参考になりましたか? (報告する) 4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 師匠と比べると読みずらい・・・, 2007/2/3 By キングジョージV - レビューをすべて見る 副島隆彦さんのお弟子さんが書いた本ですが、師匠の副島さんの文章と比べると、文章の切れ味があまりよくないような・・・。また、第4章のように、昔の日本が朝鮮半島で「創始改名」を‘強要’したかのような記述もあるが、中田さんがあえて「左翼」みたいにならなくてもいいのでは(笑)。 ただ、この本で非常に勉強になったのは、P171の日本独自のOS「トロン」が潰れた話と、E・ライスシャワー一派が作り上げたという「司馬」史観は輸入品という‘秘話’と映画『ラスト・サムライ』の監督が、その孫弟子に当たるというのが、非常に勉強になった。 あえて、パーキンソンの法則をここで当てはめると、知識人の系譜もここで3代続くと、急速にスケールが小さくなるという本を読んだ事があるが、中田さんもその法則に負けずに、これからも頑張りつづけて欲しい。 このレビューは参考になりましたか? (報告する) 5 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 奥深いねえ。流石だと思う。, 2006/12/15 By くさむら衛生 (東京都) - レビューをすべて見る 当時はこの著者もまだ若く(とは言っても数年しか経っていないが)、その為かページ数もやはり少なめである。 ただ、だからといって侮る勿れ。 この分析力と論述の仕方はかなりのものである。 本当に良く調べ上げたものだと思う。 色々と名前は書いてあるが、やはり日本人には馴染みの薄い人達ばかりで、しっくり来ないんじゃないかと思う。 このレビューは参考になりましたか? (報告する) 28 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 アメりカの本音を知るための入門書, 2006/6/6 By まっとう鯨 (東京都千代田区) - レビューをすべて見る アメリカを論じた拝聴に値する論客に二種類あって、本書の著者と監修者は最初のグループに属すが、国内に陣取ってアメリカの新聞や雑誌をよく読んだり、コンピューターを使って情報を集めて、それをまとめてアメリカを商売の種にしている人だ。新聞や雑誌の知識の豊かさをベースにして、アメリカ通として活躍する点では、外国語が出来て翻訳術に長けていた、昔の東大教授の系統に属している。だから、一見するとその博識によって米国問題のプロになり、講演や執筆などで派手に活躍するが、知識偏重で謀略史観に支配されやすい欠点を持つ。活字系では『世界覇権国アメリカを動かす政治家と知識人たち』(講談社)の著者で、本著の監修者の副島隆彦がいるし、最新のコンピューター検索の達人の広瀬隆がいるが、知識は多いが土地勘や人物観に問題がある。それに対して米国に住んでアメリカ人と交わり、五感で捕らえたアメリカの内情をまとめる点では、筆頭に来るのが『アメリカとは何か百章』を始めとして、「ザ・アメリカ商社の歴史シリーズ」(共に講談社)を書いたお大森実とか、『インフルエンシャル』(新潮社)などで才覚を発揮した木下玲子などがいる。ワシントン生活が長い古森義久を筆頭にした特派員や、シンクタンクに籍を置く研究員のレポートも興味深いし、『小泉純一郎と日本の病理』(光文社)で特異な共和主義思想を論じた藤原肇も、泥臭いが風変わりなアメリカ論を展開していた。それらに較べると、アメリカ学者と称する大学教授たちの仕事は、百年一日の教科書的で新鮮味に乏しいために、魅力のある著作が登場しないままである。そのような日本のアメリカ研究の仕事において、本書は被害妄想を含む謀略史観の傾向が強いのが難が、日本人が知っておいたほうがいい情報の一端を提供してくれる。 このレビューは参考になりましたか? (報告する) 34 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 米国の日本オペレーションのための複層的包囲網, 2005/7/24 By ブックス・ヨッシー・アンド・カンパニーズ - レビューをすべて見る 著者は、米国がその意に沿うように日本を動かすためのネットワークを具体的 人物名と共に紹介する。このネットワークは、政治外交・財界・シンクタンクなど 広範囲に及んでいるのだと。本書のテーマとは別の部分として、目的達成のた めには平行して種々の手段を使う複層戦略の意味を考えさせられた。 このレビューは参考になりましたか? (報告する) 43 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 政治への奉仕としての米国の日本学, 2005/6/29 By recluse - レビューをすべて見る 70年代後期に国際政治学なるものを勉強していたころ、現実の日本政治を現代政治学のツールを使って分析した米国のジャパノロジストたちの作品は非常に新鮮な印象を与えたものでした。日米繊維交渉や沖縄返還の日本の政治過程が、米国の政策決定理論の道具を使いながら分析されているのを見て、非常に感銘を受けると同時になんともいえない違和感を感じたことも事実です。またjoseph nye のpower and interdependenceもその斬新な視角には驚かされたものです。ゼミの指導教授の"この本は30年後もその価値を失うことがない”という指摘も、逆説的ながら、その作品が持った戦略的な政策論の意味では、的中したようです。思えば、私もあまちゃんだったわけです。もはやそれらの本には何の魅力をも感じませんが、この著作の中には何人ものその当時のjapanologistの学者たちが出てきます。著者によると、みんな別の隠れたagendaを持っていたわけです。著者も指摘している通り、これまで指摘されなかったのが不思議でした。でもとうとう書かれてしまいましたね。この奇妙な見えない共謀関係が。日本側のcounterpartsも一緒に。ただ、スペースの都合上でしょう、個別のハンドラーについての突っ込んだ分析はなされていません。したがって、あくまでも仮説の域にとどまっています。もちろん、これは仮説ではないのはいうまでもないことです。本当に大事なことは、誰も書きませんし、コメントもしませんから。おそらくこの作品も黙殺されるだけでしょう。対日ハンドラーの世代的な分類と最近の合理的選択派のその中での勃興と旧来の地域研究の衰退についての指摘は、確かにアメリカの知的動向を的確につかんでいます。とくにこのsocial engineeringの熱情に支えられた制度移殖に燃えるアメリカ人たちの知的武装の程度と彼らの間での生存競争は生半可なものではありません。日本は別の戦争にも負けているわけです このレビューは参考になりましたか? (報告する) 63 人中、55人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 「夢も怖れもなく、事実が知りたいだけ」と思う人間にとっての必読書, 2005/6/23 By 日本アイン・ランド研究会 (名古屋だったり大阪だったり) - レビューをすべて見る ここ10年のうちで、私が読んでびっくりと目が覚めるような思いをした本の著者は、だいたいが副島隆彦氏だった。もう、私のものの見方がガラリと変わった。変わってよかった。でないと、もっと馬鹿なまま生きることになったろう。この本は、副島氏の一連の「事実暴き系」本の系譜につながり、かつそれらの成果の大きなひとつだ。 構成も明快で、文章も明快で、記述の根拠も明快な「快著」だ。本書は、アメリカ帝国の覇権維持の戦略のささやかな一部である日本操作に従事するアメリカ人(ジャパン・ハンドラーズ)と、それに協力する日本人(カウンターパーツ)について、はっきりくっきり、実名で整理している。これらの相関関係とその成果(?)を読みすすめることが、ごく自然に、戦後の日本史を振り返ることになり、かつアメリカ合衆国政府の生々しい構造を学ぶことにもなる。 なんの力もない小市民のひとりでしかない私であるが、国家や社会や、世界の提示する嘘を信じて生きるのだけはご免だ。どんなに惨めでも、私は事実が知りたい。夢もなく怖れもなく、ただ事実を知りたい読者にお奨めします。 しかし、この日本のカウンターパーツやっている人々の意識が本音が知りたいね。属国のエリートというのは、自分の国を売ってでも、保身と栄達が欲しいと自覚して、確信犯的に国を裏切るのだろうか?それとも、それこそ国益と信じているのだろうか?それとも、祖国に怨恨を持つ体験をしたのだろうか?真のエリートであることの重荷と孤独を担えずに、宗主国という「身勝手なお父ちゃん」の指示を待つしかないのが、属国の人間ならではの奴隷根性なんかな。 このレビューは参考になりましたか? (報告する) 47 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 副島の前書きが抜群に効果的, 2005/5/26 By お客様 日本は事実上、アメリカの従属国であるという副島隆彦の視座にもとづいて、アメリカ側のジャパン・ハンドラーズ、および、その受け皿となっている、アメリカべったりの日本の政治家、官僚、知識人を総ざらいした快著。 本文は、タイトルと副島隆彦の前書きが示唆するほど批判的ではない。問題にしているのは、巻末の人名リストのうち、ゴシックにしてある人たち。彼らは「いや、アメリカ当局の意のままに動かされているわけではない」と反論したいところだろうが、ニュートラルな立場で事実を積み重ねている本文には文句をつけようもなかろう。監修者のことばを巻頭にもってきたのが効いている。 このレビューは参考になりましたか? (報告する) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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