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カテゴリ:生活
きょうは、金貸しは、国家を相手に金を貸すというブログ。世界は多極化する? ~ドル安懸念から各国は通貨供給量を増加させている?その2~が勉強になった。どういうところが勉強になったのかというとドルの供給量の増大に伴って、各国が通貨の供給量を増やしているという現実を知らなかった点。
それだけドルペッグ制を取る国が多いということだ。 ドルが安くなるとドルペッグ制を取る国の通貨も安くなる。したがって、それらの国に輸出したい国は通貨供給を増やすというのだ。通貨供給を増やしてドル安に対抗する。 そもそもの話、輸出できないと外貨が手に入らないのだが、それが相互依存の時代にあっては非常に困る。 しかしインフレに耐えられるか? 外貨を手に入れる知恵を絞って、従来のパラダイム上ですったもんだするより、生存に不可欠な衣食住を自前で確保できるシステムづくりに知恵を絞るべきではないのか。いまこそ循環型社会の構築にいそいそといそしむのだ。キーワードは手作り。そして、分散処理ないしは分散型ネットワーク。 金融資本に利息を払うために過剰な開発をして地球を汚すのはほんとうに大いなる無駄だし、よく考えれば無益だし、いまとなっては無分別だ。 とはいえ、日々の生活に追われていては、それどころではないだろうが。みんな切羽詰っているのだ。 明日から8月だ。値上げラッシュだ。 …世界的にインフレがひどくなっている理由は様々考えられますが、主には世界の主要商品の価格を形成している米ドルの供給量が急増し、ドル安が進行したためだと考えられます… …特に新興国はドルペッグ制を採っているので、ドル安がそのまま自国通貨安となり、輸入物価上昇を招いてしまいます。加えて、新興国側では、膨張する貿易収支黒字分が国内過剰流動性に化し、通貨供給量が先進国の3倍以上の20%台に達しています。(新興国の金融当局が、ドルペッグ維持のため、流入するドルを買い、自国通貨を売るオペレーションを実行する度に、国内に通貨を供給してしまっている。) 例えば、中国の5月のインフレ率は7.7%。4月の記録的な8.5%から減速したものの、昨年上半期の3.2%と比べ大きく上昇。昨年8月には4%にも満たなかったインドも、5月には8%を突破。ロシアでは、この1年間で7.6%から14.3%とほぼ倍増しています。 小規模新興市場国のインフレ問題はさらに深刻で、現在ウクライナやベネズエラではインフレ率が30%を超え、ベトナムでは25%に達しています。サウジアラビアでは過去27年間で最高の10.5%。 世界の通貨の中でドルだけが供給増になると、ドルは円やユーロに対して下落していきます。何故かというと為替レートは2つの国の通貨の交換比率であるため、片方の通貨供給量だけが増えて片方の通過供給量が同じであれば、当然供給量多いほうの通貨の価値が下がってしまうことになります。 現在では、世界のほとんどすべての国が、通貨の安定や輸出振興の観点から、自国通貨の対ドル為替の上昇を嫌がります。 (例えば輸出で儲けている国は自国通貨がドルに対して為替が上昇すれば輸出しても儲けが少なくなる。) 日本も年率10%の増刷率で金を刷り、低金利にして米ドルの低下に対抗しており、EUも年率11%のユーロの供給増を続け、ドル安ユーロ高を回避しているようです… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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