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闘魂 サバイバル生活者のブログ

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百万回の言い訳


時代状況


カネを生かす、ヒトを育てる


ビジネスマンのバイブル


ブログの原点 その1


ブログの原点 その2


ブログの原点 その3


ネットの議論がリアルに波及


追悼、「反骨」忌野清志郎


あたらしい認識の枠組み


ひとつの時代が終わった


科学という物語


根無し草と寄生


マネーゲームとトービン税


新・反グローバリズム


日本の独立


カネの本質と時間泥棒


ニヒリズムの克服


ドル暴落後の日本


労働ビッグバンをめぐって


働くとは


シャワーは冷たかった


労組再編


成果主義と共同体崩壊


政治の本質と経済の論理


ドルとユーロのせめぎあい


就業規則の不利益変更


労働ビッグバン再考


グローバリゼーション


気になる他人の財布


リストラのターゲットになったら


年次改革要望書とビッグバン


皆さん騙されないように!


美しい国の現実(リアル)


売国奴たちへ―日米の違い


おやじの論考―市場と疎外


時事放談2006


財政赤字とベーシックインカム


通貨改革とBI


陰謀論との出会い


マスコミに流れないタブー


商業メディアとタブー


パラダイムシフトの意味


サブプライム問題の背景


恥を知れ、アメリカ


米金融街に隷属するな!


最悪コンビ=FRBとヘッジファンド


金貸しと戦争


ジャパンハンドリング2010


CIAと戦後日本


日銀と闇の権力者


愛宕北山「猶太と世界戰爭」


不労所得と財政赤字


不労所得の罪


不労所得の罪 その2


米国の罪


社会の寄生虫=金融不動産


財政危機はガセ


財政危機はガセ その2


米国債はアヘンにも劣る


無から有を生む信用創造


ほんとうのおはなし


幕末と国際金融資本


東京政府の正体!


東京政府の正体 その2


天皇と国際金融資本


仕組まれた没落―大阪編


日本人が知らない恐るべき真実


闘魂サバイバル生活


おやじの絶叫2007


おやじの宣言2008


努力をドブに捨てるな!


おやじの願い…詩に託して


こんな所で…


おやじの宣言2009


ミッション


ミッション その後


ミッション 続き


マイナーバージョンアップ


旧版20120814以前


旧版2013年1月1日以前


米国メディアのタブー


インターネットと陰謀論


ネット時代のリアル


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いわゆる陰謀論について


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陰謀論に挑戦しよう!


反陰謀理論批判


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陰謀論の系譜


正統派経済学の限界


陰謀または謀略に関して


陰謀論=認識の出発点


陰謀理論(岩波バージョン)


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陰謀論にダマされるな!?


陰謀系論者比較


地域通貨とサバイバル生活


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安部芳裕「金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った」(徳間書店5次元文庫)読了。安部氏は、もともと地域通貨が専門。したがって、金融・食糧・エネルギーの地産地消・地方分権を共生のためのシステムとして重視する。しかし、競争セクターを否定するわけでもなく、棲み分けを提唱する。しかしながらベースにあるのは、本来労働の対価として取引され、分業による商品の媒介にすぎないカネが自己目的化して、商品としてマネーゲームの対象となる現状に対する危機感だろう。福祉や教育、介護や医療といった本来マネゲームと相容れない共生セクターが壊滅状態にある現状に異議を申し立てる。そして、その前提として、ありったけの力を振り絞って、世界を覆うエスタブリッシュメントの横暴を白日の元にさらす。しかしねえ、この標題はいくら出版社の意向とはいえ、なんとかならんだろうかね。引用されていたマイケル・ハドソンの主張も非常に捨てがたいのだが、コンパクトでインパクトのある箇所を紹介しておく。詳細は、是非買って読んでみてください。値段も648円(税別)なのでお得だと思います。ちなみに、ネット上で展開されているのと同様な欧米のエスタブリッシュメントに対する否定的な感情に突き動かされた暴露話も痛快だ。陰謀論のレッテルを貼って封印するのも限界に来たということなんだろう。ネット上であたりまえに流通してる話なんだからリアルに出版されても個人的には違和感はない。だが、この本の値打ちを真に高めているのは、最終章の「未来への提案―偽りの経済システムをこえて自立型経済の実現へ」だと思う。自立自尊の精神に乾杯というところだ。

…あるところに、自給自足していて、足りないものは物々交換で補っている100人ほどの小さな村がありました。そこへ、どこからともなく見知らぬ男が現れます。男は村中をブラブラしながら、しばらく村人たちの生活を観察していました。素朴で疑うことを知らない村人たちは、不審な男へも笑顔で挨拶し、決して豊かとは言えない生活にもかかわらず、家に招いて食事を御馳走したり、寝場所を提供してあげたりしました。何日か過ぎて、男は村人を集めてこう話し出しました。
「皆さんはなんて原始的な生活をしているのでしょう。私が良いモノを教えてあげましょう」
そう言って、あるモノを皆に配り始めました。
「これはお金というものです。これを使えば交換がスムーズにおこなえます」
さらに男は、野菜作りが得意な人は八百屋を、狩りが得意な人は肉屋を、釣りが得意な人は魚屋を、料理が得意な人はレストランを、お菓子作りが好きな人にはケーキ屋を、花が好きな人には花屋を、手先が器用な人には大工を、きれい好きな人には掃除屋をと、各人がお店を開くことを勧めました。

それまでは自分の生活に必要なモノを各人がバラバラに作ったり調達したりしていたのですが、男が置いていったお金を使って交換をすることにより、それぞれが自分の得意なことや好きなことを活かして生活ができるようになりました。また、作業を分担することにより、村人同士のつながりも密接になり、静かだった村に活気が出てきました。

1年が過ぎて、再び男が現れ、村人を集めてこう言いました。
「どうです?お金があると便利でしょ?申し遅れましたが、実は私、銀行家です。この前、皆さんに10万円ずつお貸ししました。来年、また来ますので、それまでに利子をつけて11万円を返してください。もし返していただけない場合は、お店の権利をいただくことになります」

お金のある生活にすっかり慣れてしまった村人たちは、昔のような自給自足の生活に戻る気はありません。お金を貸してくれた銀行家に謝礼を支払うのは当然と、利子をつけて返済することを了承しました。

再び日常生活に戻り、いつもどおり商売に励む日々が続きました。しかし、なんとなく手元のお金が気になります。すでに11万円持っている人は、お金を減らさないようできるだけ使わないことにしました。また、11万円持っていない人は、足りない分を何とか稼ごうと、もっと儲かる方法はないかとアイデアを捻る人が出てきました。返済日が近づくにつれ、11万円持っていない人は焦り始めます。
「どうしよう?このままだとお店を没収されてしまう…」
こうして仕事の目的が、これまでのように人々が必要とするものを提供することではなく、お金を稼ぐことに変わっていきました。そして、相手が必要としているかどうかなんて関係なく、とにかく売ってお金を儲けるおとを目指すようになります。なんとなく村人同士の関係もギクシャクしてきました。

1年が過ぎ、銀行家は再び村へ戻って来ました。
「さぁ、皆さん、約束どおり、利子を付けてお金を返してください」

10万円を100人に貸したので、村にあるお金は1000万円です。しかし、銀行家へ返すお金の総額は1100万円。当然、返済できない人が出てきます。

結局、村人の3分の2が返済できませんでした。村人の中に「勝ち組」と「負け組」が誕生します。

銀行家は「負け組」の人たちに向かってこう言います。
「またお金を貸してあげてもいいですが、皆さんはどうも商売が上手でないようです。リスクが高いので、今度は利子を20%にして12万円を返してもらいます。ただし、今度こそ返していただけない場合は、お店の権利をもらいますよ」

銀行家は返済の誓約を得て、再び村人にお金を貸し付けて行きました。
「では、また1年後に」


…このマネー回路の中に利子分のお金はありません。元本だけです。利子を付けて返すには、他のマネー回路から、利子分のお金を持ってこないといけません。つまり、利子とは単なる数字であって、実際には存在しないお金…地域通貨とは…





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Last updated  September 21, 2008 03:32:48 PM
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