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カテゴリ:生活
●まずは政治ネタ。ケンミレ株式情報「今日の視点」(11.1.15)より。
(貼り付け開始) …タクシーに乗りますと、今年に入って更に景気が悪化したと云いますし、中小企業の苦しさは増すことはあっても、減ることはないという状況です。民主党は労働党ですから庶民の味方のはずですが、官僚に言いくるめられて「お金が余っている大企業を優遇する法人税減税」を行い、庶民には「消費税などの増税」をするわけですから、民主党政権は官僚政権になってしまっています。 最大の問題は「官僚も政治家もお金に困っていない」ので、庶民の苦しさは分からないということです。もし、庶民の味方であれば「党内抗争」など行わず、本当の「適材適所内閣」を行ったと思いますが、現実は小沢派を排除した「片肺内閣」になり、その為に人材が不足するので自民党に「たらいまわし内閣」と言われるのだと思います。 菅総理が「今の日本は危機」と認識出来れば、今回の改造内閣に対して国民はもう少し期待するのではないかと思います。 菅総理の内閣改造後の記者会見を見ました。記者の質問に対して「答えず、はぐらかした答弁」をしたことで、記者から「ごまかすな」と怒鳴られていましたが、こんな光景は今まで見たことがありませんでした。 先日もテレビ朝日のニュースステーションに1時間弱という長い時間出演していましたが、古館さんの質問に対して「嫌な質問は全てはぐらかす」という答え方をしていました。はぐらかす、ごまかす行為は「誰にでもわかる」ことで自民党の専売特許でしたが、今では自民党はゴマ化さず、民主党の専売特許になっています。 政権を取れば仕方がないと思う方もいらっしゃると思いますが、少なくても「鳩山さん」はごまかしませんでしたし、「小沢さん」も菅総理や岡田幹事長のような「厚顔無知」な話し方はしませんでした… (貼り付け終り) ●テレビと新聞を見ていると菅内閣のほんとうのことがわからない。菅内閣はやばい。何がやばいかというと従米・消費税で経済を目茶目茶にする政策がやばい。 ●09年の衆議院選挙で、なぜ国民が民主党を支持したかといえば、つまり、なぜ菅首相が現在首相の座にいることができるのかといえば、あのとき小沢氏が「国民の生活が第一」の狼煙を上げたからだ。そして、その狼煙の下にマニフェストがあった。 ●しかるに、もはやマニフェストを捨て去るらしいから、これにより今後の選挙では一切、マニフェストを掲げて選挙を戦うという方法を採用できなくなる。マニフェスト政治で選挙を戦ってきた民主党がマニフェストを捨てるのだ。完全に自己否定、自己矛盾である。 ●それはさておき、今朝、郵便受けに「たちあがれ日本」西村真悟後援会レポートが入っていた。生活者に直接響かない「どうでもいいこと」を訴求している。拉致問題・尖閣諸島・核武装などを争点化しているが、生活者の視点から言って、何か直接的な意味があるだろうか。馬鹿である。 ●同様のことが、米国・官僚に取り込まれてしまった菅内閣にも言える。「国民の生活」以外に大事なことが何かあるだろうか。 ●副島隆彦の学問道場の広報ページにとある対談があって、それは経済とはまったく関係のない対談なのだが、副島氏の言葉に目が留まる。 (貼り付け開始) …それに比べれば高専とか、工業高校を出て、企業に勤めてまじめに精緻な工業部品を製造している人たちは偉い。彼らが日本を豊かにした。 一つの機械、工業製品ができるまでには、何百工程とかあります。部品も何千個から成る。一つでも嘘があったら、部分がいい加減な品質だったら、その機械は作動しない。壊れるんです。生産工程で一カ所でもいい加減なことをやったら、必ず後で故障する。爆発する。そして企業はダメッジを受ける。だから技術者は嘘をつけない。だから技術屋(テクニシャン)、エンジニアたちは、偉い。 私が批判しているのは、この技術者たちの上に、大僧正みたいにしてそびえ立つ人々だ。──物理学者や数学者という学者たちだ。日本の学者(大学教授)たちの大半は無能な人々だ。去年まで、私も大学教授をやっていたから知っています… (貼り付け終わり) ●そうなのだ。副島氏のことをあれこれ言うひとは、氏がよって立つ立場をどう評価するのだろう。氏の上記所論に同意できないひとはある意味、悲しい、そして憐れな存在だとさえ思う。 ●追記: 以下、誤操作によって、原稿が消えてしまった。楽天ブログはほんとダメなブログだと思う。フェールプルーフにしてもらいたいものだとつくづく思う。 しかたないので、晴耕雨読さんの記事より一部引用して置く。これは小室直樹「日本人のためのイスラム原論」(集英社インターナショナル)に関しての論考だ。 それにしてもがっくり来るよね。記事を消してしまうなんて…。 (貼り付け開始) 同書より:「さらにイスラム教では「人間はすべて平等である」という思想が徹底している。これもまた驚くべき思想である。西欧社会が平等の観念にたどりつくのは、マホメットよりも一〇〇〇年近く後のことなのだ。こうしたことを考え合わせるとき、マホメットはまさに空前絶後の大宗教家であったと思わざるをえない。だが、イスラムが他に冠絶した宗教であったことが、まさに今日のイスラム世界の苦悩を生み出しているのである。この矛盾を如何せん。ひたひたと押し寄せる欧米キリスト教国の影響をはじき返し、十字軍コンプレックスを解消するためには、イスラム諸国の近代化は避けて通れない。だが、その近代化を行う最大の障碍となるのが、他ならぬイスラム教なのである。すでに述べたように、宿命論を掲げるイスラム教からは、行動的禁欲(aktive Askese)は生まれっこない。イスラム教の禁欲とは断食の類であるから、この点で日本の禁欲と同じである。行動的禁欲がなければ、天職(ベルーフ)とそれが結びつき、「労働が救済である」という思想を生じることもありえない。よって、資本主義の精神などが生まれるべくもないのである。また、イスラムでは利子・利潤の正当化もありえない。」(P.432) (中略) 小室氏の説明部分は、従来の私の主張に照らしてもらえば、もっともらしい解説を超えるものではないということがおわかりいただけると思います。 「天職(ベルーフ)とそれが結びつき、「労働が救済である」という思想」で刻苦奮闘し、利潤を浪費せずに設備投資に回しても、“貨幣供給量=需要財量”という資本の論理を突破して企業家全体が利潤を獲得するためには、外部共同体への輸出の増大を通じて外部共同体から貨幣的富を手に入れるしかありません。 「近代」=資本主義を成立させるためには、内なる共同体を解体するだけではなく、外なる外なる共同体を崩壊させることをためらわない価値観が必須となります。 原始的蓄積の問題はとりあえず脇に置くと、内なる共同体の需要を超える財の生産を達成し、それを資本主義的利益として結実させるためには、外部共同体にそれを引き受けてもらうしかありません。 そしてそれは、対象となった外部共同体の崩壊を招く所業です。 だからこそ、帝国主義時代というか植民地拡大時代は、砲艦外交と市場維持のための苛烈な支配を必要としたのです。 (貼り付け終わり) ●コメントはなし。記事が消えて、そんな気分でない。ほんとがっくりだわ。しかし、少しがんばって、書く。 ●消えた記事では、政治のネタは、米国による支配という点で、生活者の関心であるお金の問題に接続されるという話を書いていたのであった。その際、これまた晴耕雨読さんの論考「近代システムの破壊について」にあった、ガバン・マコーマック「属国―米国の抱擁とアジアでの孤立」の書評を紹介した。 ●いやいや、話を戻そう。小室直樹「日本人のためのイスラム言論」をこそわれわれは読むべきなのだ。アマゾンを見ると同書には20件以上の書評がついているので、それを読むところからスタートしたい。 ●新年早々、ぼろぼろのスタートになったが、当ブログを引き続きご愛顧ください。さて、最後に、これまた消えてしまったのだが、生活者の視点で、興味のあるフレーズを見つけたのを復活しておきます。 (貼り付け開始) ▼日本の輸出競争力は世界ダントツです、誤解のないように 日本は1981年以来輸出超過大国で、年平均約8.5兆円の輸出超過、総計約260兆円になり、この額が「円買い外貨売り」をしたことになるのです。 だから円高になっ当然なのです。 こんなに円高なのに日本は輸出超過、明らかに世界ダントツと言って良いのです。 ▼TPPも同じで、参加が景気に貢献するなら、先に賃金引き上げてから参加すべきなのです、特にTPPは輸出優先策なので、輸入が増えても(コメの生産高は2兆円程度なので)輸出超過が進みより円高なる可能性が高いのです。賃金上げて輸入超過になり円安になってからTPPに参加すべきです、賃金上げしてレート120円になったら輸出も輸入も伸びて消費も増えて景気はかなり良くなるのです。 ▼レートに関係なく「輸出額=輸入額」を国際ルールにすべきですね (貼り付け終わり) ●以上、「企業論理が政治家もエコノミストもマスコミをも騙して企業減税を勝ち取った、TPPも同じで騙しだ」という記事(というより殴り書き?)より。 ●追記2: 再度、誤操作で、記事が消えてしまった。がっくりである。何か変である。今日は、家でじっとしていよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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