とうとうやってしまった
禁を破って、2冊も買ってしまった。いずれも新書だ。荒井千暁「職場はなぜ壊れるのか―産業医が見た人間関係の病理」(ちくま新書)、蔵研也「リバタリアン宣言」(朝日新書)の2冊。前者は、まさしく私もおかしいと思っている成果主義批判で始まっている。後者は、リバタリアンというキーワードにググってしまった。キャッチコピーは「ウヨクでもサヨクでもない、ニッポンの勝ち組エリートとアメリカのセレブが考えていること。「国がきちんとやるべきだ」。あなたも、なんとなくそう思っていませんか?本書ではこの考え方を「クニガキチント」の誤りと呼びます。年金も医療も教育も、官僚まかせにしていると貴重な資源が浪費され、私たちの経済と精神の自由が束縛されてしまうのです」。まずはクリティカルな前者から読む。当事者として成果主義の中でもがいているので、断然クリティカルなのである。