うみねこのなく頃にepisode 1:legend of the golden(1)
これもうちの子が持っていた本だ。「うみねこのなく頃にepisode 1:legend of the golden(1)」 (夏海ケイ/竜騎士07 :スクウェア・エニックス) である。「ひぐらしのなく頃に」に続く、「なく頃にシリーズ」の第二弾だ。 物語の舞台は、伊豆諸島のひとつ「六軒島」。本当にこんな島があるかどうかは知らないが、大富豪の右代宮家が所有する島だという設定だ。この島に、恒例の親族会議のため、親族一同が集合するところから物語が始まる。現当主は、余命いくばくもないと宣告されているが、怪しげな黒魔術にふけっており、集まった子供や孫たちの前にも姿を現わさない。 この六軒島には魔女伝説がある。現当主は関東大震災で傾いた右代宮家を、魔女ベアトリーチェから借りた10tの黄金を元手に、立て直したというのだ。その黄金は、右代宮家の全財産とともに、ベアトリーチェに変換されるが、黄金を見つけ出したものには、右代宮家のすべてが与えられるという。ベアトリーチェの黄金をめぐって、恐ろしい事件が幕を開けそうな気配だ。 私の性格としては、どうもいろいろ突っ込みたくなる。「ロザリオとバンパイア」の時も同じ突っ込みをしたが、なぜ、日本で魔女なんだ。日本なら、陰陽師とか黒巫女だろう。標題も気になる。前作の「ひぐらし」なら「なく頃」は夏に決まっているが、ウミネコって、一年中鳴いているんじゃないだろうか。「なく頃」とはいつだ? と突っ込んでいるうちにもう一つ気がついた。表題の「legend of the golden」である。黄金伝説なら「legend of the gold」となるはずではないか。わざわざ「the golden」としたのは、「金色のものの伝説」ということで、実は黄金は偽物だったということをほのめかしているのだろうか。ベアトリーチェの手紙では、自分を「錬金術師」と言っていたし。考えすぎか・・・○応援クリックお願いします。 ○「うみねこのなく頃にepisode 1:legend of the golden(1)」 (夏海ケイ/竜騎士07 :スクウェア・エニックス) 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら