『モーツァルト!』梅芸千秋楽
井上くん涼風さん黒木アマデまだ金沢公演があるけれど、一区切り的な梅芸千秋楽。開演前からお客様の熱気・賑わいが凄かったです。しかしメインキャスト様は、そうしたお祭り的な雰囲気に流されない様に普段通りに丁寧に演じておられた様に感じました。(特に井上くん)その分アンサンブルさんが熱かった!特にウェーバー家!『マトモな家庭』が、えらいパワフルでした(笑)丁寧に演じておられた井上くん、特に今日は良い表情が多かったと思います。登場時のピアノを引くシーンからウットリさせて頂きました♪今日は『影を逃れて』よりも、その前の『僕はウィーンに残る』の方が勢いがあったかも。『影を逃れて』は、アマデに突き飛ばされた時の驚きと、その後「箱を返せ」的に近づいて来るアマデへの恐怖を強く感じました。アマデに対する恐怖をここまで強く表したのは(私が拝見した中で)初めて?『影を逃れて』もストレートな熱さより、ヴォルフの迷いを感じました。今日一番印象に残ったのは、『レクイエムの依頼』からのヴォルフの狂気。追い詰められて行く姿がハンパじゃない!その狂気に取り憑かれた目で「お前も死ぬ!」とアマデを睨みつけるヴォルフ。しかしアマデがそっと羽をヴォルフに差し出すと・・・ハッと正気に戻った表情になり、ゆっくり立ち上がりアマデと向き合い・・・オデコをピッタリくっ付けて「♪僕こそミュージック~」バッチリ絵になってました! 最後にアマデと一体とになれたヴォルフ。一瞬、安心した様な笑顔を浮かべ・・・その後、一気に羽を!逝ってしまった後の表情、今日は笑顔というより口を大きく開けて『無心』・・・何も残さず燃え尽きた感じ。それもまた切なくてウルッと来ちゃいました。カーテンコールはアルコ伯爵の司会で、涼風さん→島袋さん→高橋さん→山口さん→市村さん→井上くん→リアナちゃんの挨拶がありました。落ち着いた温かいカーテンコールだったと思います。ありがとうございましたm(__)m本日のアルコ伯爵は「あっ、薬飲むの忘れた!最近、目・肩・腰に来るんだよね~」でした。ウケてましたよ。