今日はSST講座でした!
今日は本年度3期目のSSTのスタート(3回シリーズの1回目)でした。前回より「スケジュール帳」は取り組んでいるのですけど、今回もその内容は引き続き取り組みます。次回にはスケジュール帳を買いに行こうかと思ってもいます。やはり、「金」と「時間」は自立の鍵です。「スケジュール」は、「時間」の大きな要素です。今、私たちがここ生活支援塾「そらまめ」で向き合っている当事者は、岐阜県の障がい者区分では「B2」の方がほとんどです。これは知的障がいは「軽度」という判定です。つまり、支援も最小限しかもらえない皆さんたちなのです。だからこそ、「自立」出来る部分については「自立」してもらいたいわけです。そしてもうひとつの大きな課題。突発的なトラブルへの対処。「家に帰ったけど、家族は外出中で誰もいませんでした。家には鍵がかかっていては入れません。そんなときに【トイレ】に行きたくなりました。さて、どうしますか?」そんな課題からみんなで考えてみました。ある参加者からは、「窓を割ります!」なんて過激な発言も飛び出しました。それに対しては、「その姿は、他の人から見たらどんな姿に見えますか?」と聞き返したら、「どろぼうです。」と、以外に真っ当な答えが返ってきました。冷静に考えれば分かるんですね。その場になると、それが出来ないのが問題なのですけど…でも、以前に実際電車の切符をなくしたことのある子に、「切符をなくしました。どうしますか?」と聞いたところ、普段はほとんど言葉を発しない子が、「駅員さんにいいます!」と即答しました。やはり実体験は大事なんですね。経験したからこそ、言える言葉がある。それは、私たちだって同じ事。そんな経験の場を、これからも提供していかなくては…そう思った私でした。