■シチリア島、そしてタオルミーナへ
ナポリ中央駅を23:30分発の夜行寝台で、シチリア島はカターニャへ。本当はプルマン(バス)が通っているはずなんだけど、駅のインフォメーション、街中のインフォメーション、長距離バスのチケットを売っているバー(バーとかが窓口になっていたりもします)トラベルエージェンシーなどなどをたらいまわしにされ・・・いい加減あきらめて、列車にしたのでした。イタリアって、めちゃめちゃ親切な人も多いけれど、ことナポリに関して言えば、案内所のスタッフがイマイチ?!何軒かある街中の観光案内所、駅のインフォメーション等がうまく繋がっていない。他の都市では、駅のインフォメーション1つで全て分かっている所もあり、ちゃんとバスのチケットだって購入出来るのに。「バス? さぁ~、街中のインフォメーション行ってみて」「バス? さぁ~、トラベルエージェンシーじゃないの?」「シチリア行きのバスチケットなら、駅前の○○ってバーで買えます」「シチリア行き?ないよ、そんなの」こんな感じ・・・ちなみに前の日記に記したように、私がナポリに到着した夜から翌日までストが行われていて、列車がストップしていました。そんなわけで、列車を予定していた人の乗車がずれこみ、私が乗りたい時は、満席、満席・・・と、仕方なく、夜行になってしまったわけなんです。せっかくの列車なのに、車窓からの眺めが楽しめないなんて!!切符を見ると、寝台の番号が「86」実際に乗車してみると、どこをどう探しても「70」くらいまでしかないっ!!これって・・・、ど、どういう事私と同じように、自分の番号が存在しないアメリカ人の男の子2人組。結局、車掌のお兄ちゃんが、1つ1つコンパートメントをノックして、空いているベッドに私たち3人をあてがっていきました。だけど時間は23時半過ぎ・・・イタリアの北部から来た列車、コンパートメントの中は、既にぐっすり眠っている人たちばかり。電気もつけられなければ、何も出来ないのでありました。ところで、列車は今もシチリア島に渡る際、フェリーに積まれるんですか?!それも見たかったのですが、眠くて起きられませんでした。何のために列車に乗ったのやら・・・ シチリア島 カターニア駅朝8時、カターニャに到着。駅前からドゥオーモ広場までのバスも全然来なくて、炎天下の中待ちに待って疲れた~ようやく宿に荷物を置いて・・・さ~て、タオルミーナへ!!カターニャからタオルミーナまでは、列車でも行けるけれど、駅だとちょっとタオルミーナ中心地まで遠くなってしまうので、バスを利用しました。ここは映画『グラン・ブルー』で有名になったタオルミーナ。ドメニコ・パレスや、カポ・タオルミーナに宿泊し、エンゾ(ジャン・レノ)と同じように、シーフードパスタでも食べたら、きっと気分も違っていたことでしょう(笑)!!でも、絶景で言えば、小笠原の方が上かな。個人的な感想ですけどネ