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2007.12.08
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カテゴリ:読書
『「愛されたい」を拒絶される子どもたち』
 著者 椎名篤子  発行 大和書房



 朝日新聞の書評コラムで紹介されていて、どうしても気になって読みたくて仕方なくなり、相棒実家に帰省したおりにやっと書店で見つけて購入できた(ネットで買おうと思ったのだけど、肝心のタイトルを間違って覚えていて、全然見つけられなかったのだ。こういう時にネットは不便ですねぇ・・・)。

 内容は激烈な児童虐待を受けて傷ついた子どもをケアし、育てなおす取り組みをしている施設を取材したノンフィクション。
 私がどうしても読みたくなったのは、コラムの中で「6歳で「発見」された女の子がそれまで1歩も外へ出たことが無く、食事は一日一回だけだった」という文章を見つけたからだ。
 紹介文では、保護された女の子のその後の成長過程と彼女を献身的に支えた人々の姿が描かれているとあり、どうしても気になったのである。

 昨今児童虐待のニュースは珍しいことでも何でもなくなった。
 嫌なたとえではあるが、「日常茶飯事」のことになってしまった。
 ただ、私はどこかで「身勝手な親が引き起こす特別なこと」であると思っていた。
 自分が子どもを産む前は。
 
 本の中でも、女の子の母親がまた育児放棄されていた過去を持つことが明らかにされる。
 母親は女の子に関心を持たなかったわけではない。
 ただ、追い詰められても「助けて」と周りに訴えるすべを知らなかったのだった。
 
 子どもを育てることは生易しいことではない。
 ことに子ども時代のトラウマを抱えている人間にとっては、過去の傷口をばっくり開かれるような辛さを抱えることになる。
 だが逆に、周囲からの見守りや援助があればそれを克服し、愛情を深めることもできる筈だ。
 人間は学習できる動物なのだから。
 そうして地道な活動に取り組んでおられる方々に敬意を払いたい。





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Last updated  2007.12.09 15:57:05
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