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カテゴリ:読書
『私は美人』
著者 酒井順子 発行 朝日新聞社 私は美人 家賃の振込みなどをせねばならないので、義実家近所のスーパーの中にある取引銀行のATMへ行く。 すごい・・・駐車場を横切る行列が!五十日だし、連休明けだし、クリスマスだし当然か。 そして私の後ろにもどんどん人はくっついて行列の尻尾は伸びる。 ごめんなさい皆様、私振込みに通帳記帳に・・・結構時間がかかりますですよ。 先月ショッピングセンターのATMでキャッシュカード取り忘れをやらかしたばかりなので、用事を終えても慎重に確認したから、きっと後ろの人は「はよさらせ!ゴラァ!!」と怒り心頭だったでしょうねぃ。 さて、買い物ついでに立ち寄ったブックオフにてこのエッセイ集を購入。 前にぷぅさんのところで紹介されてたので、読んでみたかったんですもの。 のっけから恐ろしいことを書いてます(笑)。 「実は私は美人なのです」 大抵の女は誰でも、「自分を美人に思える時がある」という文章に思い当たるフシがあるでしょう・・・勿論そんなこと口外しようものなら周囲から集中砲火を浴びせられることは承知で、でもでもナルシスティックに自分の美貌に酔うひと時を持ったことがある筈・・・そんなそんな、決して口にしてはいけないタブーをズバズバとこんなに展開してからに!ああ恐ろしいったらありゃしない(爆)。 されど日本には「女はたとえ美人であろうとなかろうと、自分を美人と思ってはならない」という鉄則があると言い切ったりなんかして。ああ怖い。こんなこと書いたらまたまた世のピントのずれた良識派からいちゃもんつけられるに決まってるのにぃ~。 さて衝撃の第一章からどんどんイジワルして敵を増やしそうなレッテル美人を羅列、あげくはカウンター握り締めて「日本海側美人一県おき説」を検証しにフィールドワークしてまっせ。きゃー、このワルノリぶり好きですわ~♪♪(自分の出身地に無関係だから面白がれるんですがね) 十分楽しませていただきました。 勿論単なる遊びの本なので、あまりマジメに学術的根拠がないだの、著者の偏見に満ちているだのいう批評は的外れ。この人の芸風にノリきれないならばつまんなかったですむ話です。 それにしてもクリスマスに読む本ではないかもなー(ま、もうとっくに新年だからいいっか:爆)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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