厭魅の如き憑くもの
こんにちは、ご存じ、ゴルです。久々に日記でもつけてみようてな事でビックリな事件もない。こちらも久々に読んだ小説の感想でも。「厭魅の如き憑くもの 」 三津田信三 著憑き物の恐怖 カカシ様の戦慄 連続する人死にの謎戦慄の本格ホラー推理!山深い村に蔓延る恐怖の連続!神々櫛(かがぐし)村絵図、現場見取り図を追加、待望の文庫化!神々櫛村。谺呀治(かがち)家と神櫛(かみぐし)家、2つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。戦争からそう遠くない昭和の年、ある怪奇幻想作家がこの地を訪れてまもなく、最初の怪死事件が起こる。本格ミステリーとホラーの魅力が圧倒的世界観で迫る「刀城言耶(とうじょうげんや)」シリーズ第1長編。講談社サイトから丸々抜粋してみた。札幌Coach & Fourにて1時間ほど洋裁や雑貨の本など物色後、文庫でおもしろいものはないかと思いながらCoach & Fourオススメコーナーをじっくり見ていて目に入ったので買ってみた。てか文庫なのに何、この値段?(1000円くらい)しかも、何でこんなにブ厚いんだべか?説明によるとノベルズより文庫化されたとのことで、多少の厚さはいつもは気にならないがそれにしても厚い。値段も納得。最近一人暮らしなので、早速寝る前の子守歌代わりに読んでみた。す、すごいね。ほんとすごい、この小説。ややわかりにくい描写が多々あるにも関わらず、村の禍々しさ・少年の恐怖体験などなどほんとに、「こ、怖ぇ。一人暮らしなのにどうしよう。。」と思わせてくれる圧倒的世界観。トリックもなるほどーとめずらしく感心してしまった。多重などんでん返しも様々に張られた伏線も、すばらしかった。今まで読んだ(2009年現在)中で一番ではないだろうか。しかも私が一番興味が湧くシリーズもの。今度は次回作「凶鳥の如き忌むもの」も注文決定。文庫で揃えたいが、3月にこの「厭魅の如き憑くもの 」だから、まだまだ先か。。待てないし。