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gomagoma0205

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2005年04月24日
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 今日は都内某所で友だちとランチ。高速バス、ではないのだけれど、ちょっとした中距離のバスが停車する集合場所の横を通ったところ、歩道のこちら側にいるおじさんが、「や、どうもどうも」と、歩道の反対側のいる人たちに向かって手を挙げて挨拶していた。

 歩道は、バスを待つ人たちと、通り抜けようとする人たちの両方で混んでいて、登山帽みたいなのをかぶって、大きなカーキ色のリュックを背負っているおじさんは、なかなか仲間と合流できずに、所在なげに手を振り続けている。

 「そうかー、これから登山に行く仲間が、ここを待ち合わせにしているのね。町内の老人会かなんかかしら~」みたいにほほえましく見守っていると、そのおじさん(といってもおじいさん一歩手前くらいの年齢)はまた、元気よく「や、どうもどうも」と手を振った。うう、既視感…

 おじさんの手をふる先(と言っても、歩道の反対側だから、一メートルくらいしか離れていないが)に目を転じてみると、そこに集まっていたのは、大学生くらいの学生の一団だった。一人、二人が、怪訝そうにおじさんの方を振り返っていたが、他はみな知らんぷり。というより、おじさんの挨拶に気づいてもいないようだった。

 私たちがおじさんと大学生グループの間を通り抜けて、声が聞こえなくなる位置に進むまでに、そのおじさんは結局、合計5回「や、どうもどうも」をリピートしていた。人の流れがちょっととぎれて、「仲間」に合流できる余裕ができても、おじさんは元の位置に立ったまま。

 あの後もずっと、「や、どうもどうも」を繰り返していたのだろうか。それと、登山ぽい装備だったが、本当に山に登るアテがあるのだろうか。








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最終更新日  2005年04月24日 22時13分38秒
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