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元・経営コンサルタントの投資日記

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2009/01/25
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テーマ:洋楽(3398)
カテゴリ:音楽

abba_1.jpg

日本では1月30日から、ついに映画「マンマ・ミーア」が公開されることになっています。

映画はあの大女優 メリル・ストリープが主人公の母親役で出演し、バックミュージックはアバのヒット曲のオンパレードになるということ、話の内容も結構きわどそうな(娘の父親候補者が3人もいる)モノにもかかわらず、コメディタッチで進むようでファンにとっては映画なのかコンサートなのかわからない内容になりそうです。

ここ数年どういうわけかアバの曲を聞く機会が多くなりました。

個人的にアバをはじめてTVで見たのは確か小学生のころ、あのなつかしの「ザ・ベストテン」で「ダンシングクイーン」を歌っていたのをおぼろげに覚えています。あとは「イーグル」のプロモーションビデオを見たりした程度。

その後、2000年代以降、日本のTVドラマの主題歌等で「チキチータ」や「恋のウォータールー」などが流れているのを聞きました。

(この曲、ウォータールーって、歴史の教科書では確か「ワーテルロー」と言われていて、仏ナポレオンが欧州連合国に戦争で敗れ、セントヘレナに島流しにあったときの戦いの地名。私の恋もワーテルローの戦いと同じであなたと一緒に過ごす運命だとか言う内容)。

2005年に、マドンナがアルバム「Confessions on a dance floor」で「Hung up」に「Gimme! Gimme! Gimme!」をサンプリングに使用し、この「Hung up」はマドンナにとって最大のヒットシングルとなりました(全世界で850万枚)。

アバとは1970年代にヨーロッパを中心に活躍した男2人、女2人組み。それぞれ夫婦(後にそれぞれ離婚)で中むつまじかったことや北欧スウェーデンの気品もあり、当時米国で流行っていたイーグルスのような陰気さ・反抗的な雰囲気やKissのような度の過ぎたパフォーマンスもなく、世界中で「上品な人気」がありました。

メンバーのうち、男性2人は元々プロデューサー的な仕事をし、女性2人はバックコーラスをやっていたため、曲作りのプロと歌のプロの組み合わせでした。

(日本では夫婦グループのアバよりも、英国の「ノーランズ」という姉妹グループのほうが流行っていたかもしれない。このグループは「ダンシングシスター」というやや紛らわしい名のヒット曲がありました)

 

アバは残念ながら、人気絶頂であったがゆえに、メンバーの間で商業主義的な活動を進めたい者と欧州人によくある人生をエンジョイしたい、有名人であることに疲れ始めた者の心の距離が出てしまって、1983年に実質的に解散してしまいました。結果的に2組とも離婚してしまったのは残念です。

 

60~70年代に活躍したグループはビートルズにせよアバにせよ最終的には残念な解散をしてしまうケースが多かったのですが、ローリングストーンズがモデルとなったのか、80年代後半から最近にかけ、比較的第一線の人気バンドが長寿化する傾向にあります。メンバー間の心の距離や商業的ないざこざをうまくマネージメントする術を業界は会得したのでしょうか。

(ただし、90年代のニルバーナを最後に、カリスマ的な人気を集めるビッグバンド、ビッグスターの登場が少なくなっている。経済のグローバル化・情報化に伴いビッグスターは出現しやすい素地があるのですが、いまだに80年代の「大御所スター」(マドンナ、U2、ボンジョヴィなど)がコンサートの観客動員数をぶっちぎっているのは情報化社会ではちょっと考えにくい。80年代ビルボードで1位をとるには最低2ヶ月、8~10週間はかかっていたが、今では初登場第1位は普通)

 

ホンダのオデッセイのCMで流れるBee Geesの「Stain alive」も70年代の大ヒット映画「サタデーナイトフィーバー」からのシングルカットです。ディスコソングではないもののQueenの「Don't stop me now」やElton Johnの「Your song」なども最近のTVで聞き覚えがある。

70年代が20代の人は今50代でしょうか。メリル・ストリープも女優として成功しだしたのもこの時期ですし、落ち着いた大人が懐かしげに聞く曲としてはアバやBee Gees、Elton Johnは比較的耳障りがよいのかもしれない。また、ルックスやメロディーも比較的品が良いので今の人にも受けがいいのかもしれない。

(しかし、KISSのルックスをキヤノンのCMでかわいい子供が真似をしているのを見て時代の変遷を感じたんですけど)






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Last updated  2009/01/25 04:06:17 AM
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