|
テーマ:洋楽(3398)
カテゴリ:音楽
マドンナの最新ツアーである Sticky & Sweet TourのDVDを観ました。
前回のConfessions Tour は来日しましたが、今回は来日はなし。
なんでも今回のツアーでは400億円の興行収益があり、ソロアーティストの世界一記録を樹立したそうです。 (マイケル・ジャクソンがもしツアーを行ったら、と思うと複雑な心境ですが)
前作以上にショー舞台は電子化され、派手になっていました。巨大な液晶でしょうか、パネルがあるので様々な映像が流れます。おそらく日本製なのでしょうが、優れた技術を使いこなすのは、いつも海の向こうの人。 設備投資も力を入れていましたね。
MSGで前座を自己申告した、はむつんサーブ という日本のパントマイム系のダンサーが数曲でバックダンサーを務めていたが(「RAIN」 では和装で踊っていた)、有名になったKENTO MORI君(マドンナとマイケルジャクソンで取り合いになった日本人ダンサー)の姿はたぶん見られないと思う。マイケルのオーディションだったのか。 日本人を起用したあたり、マドンナも来日しなかったけど、日本には意識があったようですね。
しかし、 彼女は失礼ながら、51歳、その年であのスタイルやダンスは脱帽。しかしながら、今回はダンスシーンが減って、ギターシーンが増加。元来ロック好きの私はサプライズ。
マドンナは2000年ごろからコンサートでギターシーンが出始め、80年代90年代のマドンナを知る私にはひっくり返るような出来事だったが、それでも弾く曲は「Lay Of Light」など限定的だった。
今回は更にギターで弾く曲が増加していた。往年の名曲「BORDERLINE」をギターで歌うマドンナ。あの若かりし頃の名曲が一気にロックモードに。
圧巻だったのはアンコールシーンで登場した、最近の大ヒット曲、「HUNG UP」のギターは、ほとんどレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジの様だ。
ギターの腕前も上達しているように感じた。声の方はロバート・プラントというわけでもなかったが、ダンス出身の人とは思えない。
金髪をなびかせる女性のギタリストというのは、ハードロックバンド HEARTのナンシー・ウイルソン(THESE DREAMという全米ナンバーワンヒットがあり、実姉のボーカリスト、アン・ウイルソンとともに、やはり 女ツェッペリン と言われていました) (どういうわけかロックの世界で金髪をなびかせるのはほとんど男性のような気がする。女性を酔わせる男性セックスシンボルがショウビズ界の金髪(例ジョン・ボン・ジョビ、デビット・リー・ロス等))。
マドンナの体力は衰えても、気力の衰えは欠片も見られなかった。 思えばプロフェッショナルに徹した自己管理と飽くなき挑戦心がこのような成功をもたらしたのだろう(一説には、ワークホーリックだという声もある)。
過去スーパースターは何人も登場したが、彼女ほど太く長く活躍した人もいないと思う。
以下思いつくままに過去のスーパースターを羅列
自分の年のせいか、最近のショウビズの傾向か、圧倒的なスーパースターが生まれにくくなっているようにも思う。そういうのはウケないのでしょうか?
マドンナはあと数年で、ポップミュージック史上もっとも成功したアーティストと間違いなくなるだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[音楽] カテゴリの最新記事
|