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2009年07月14日
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カテゴリ:旅行
時差ボケ真っ只中である。
水曜に戻ってきて木曜日金曜日はまだしょうがないものの、土曜日に権造が仕事に行ってる間、ず~~~~~~っとチビ達は寝ていたそうで、それからは寝ても必ず目を覚ますようになってしまった。多分、土日の2日間、時間差攻撃で起きるチビのおかげで権造の総睡眠時間って恐ろしく少なかったんだろうと思うのだが、今日からはスパルタ方式でさっさとサマーキャンプに行っていただく事にした。

チビが通う学校のそばに別のクリスチャン系の学校があり、そこへサマーキャンプを申し込んでいたのでチビ達にとっては新たな学校へのデビューである。昨夜ももも造が2時半から5時まで、ここ造が5時過ぎから6時半まで起きていたので、朝飯食べるのが精一杯といった感じだ。学校に送っていくときも、頼むから早く迎えに来てくれと泣くもも造に4時まで迎えに行かないと頑として言っていたのだが、学校に付く頃には目が覚めてきてたようだ。

もも造はダチのケイリーと一緒だったし、ここ造は人見知りしないので、そのまま預けて帰宅後バタバタと片付けや雑用を済ませていた。
午後になってさすがに眠くなり、2時から3時までちょっと寝ようと目覚ましをセット。
あっという間に撃沈した。
次に起きたのは自分の携帯の音。
たまたまベットの所に持ってきてたので目が覚めたのだが、着信を見てみるとケイリーママである。
『ヘイ、ゴンゾウ。ウチのベビーシッターがケイリーを迎えに行ったときに、ゴンゾウが全然来なかったって言ってたけど、何時頃迎えに行った?』
『え?早めに行ったの? 4時前に迎えに行くって話じゃなかったっけ??』
『、、、、、。やっぱ寝てたか。今5時前だよ。』
『!!!!!!!!!! ヤバっ!!ありがとっ!!!』
速攻でヨロヨロの足で車にダッシュ、そのまま迎えに行ったのだが、帰宅後目覚ましをチェックしてみたら、数字が点滅している。。。。停電があったらしい、、、、。

チビはグデグデになっており、予定では夕食準備バッチリで帰宅後速攻メシ、という手はずだったのだが、予定変更で行きつけの中華をテイクアウト。
なんとかメシを口に突っ込み、その後ウトウトしてるチビをすっぽんぽんにして風呂に漬け、その後チョイ目が覚めてしまったチビと遊び、8時過ぎには寝かせた。
よっしゃ~~~と思い、片づけをしてると10時頃に物音が。
もも造起床。続いてここ造も泣きながら起床。。。。
ハァ。。。今日も片付かないスーツケース。。。
いつになったら片付くのだろう。


チビ達が寝る頃、母造からその後どう?と電話があった。
その後どうってこんな有様、、とブーブー言っていたのだが、滞在中にもも造にねだられ購入したイキモノが御陀仏様になったらしい。

2年前は金魚であった。
ジャスコで金魚すくいしてたのでチビにすくわせた為に実家で魚ブームが起きた。
そして魚ブームはあちこちに伝染してマイアミの我が家でもフィッシーブームはもれなく起こり、結果今も水槽のお世話を毎日権造がやってる訳である。
今回、実家で見たあのときの金魚。
6匹いたのが5匹になっていたものの、母造のかなりアバウトなお世話にも関わらず、まだまだ元気にしていた。

キッチンのダイニングスペースに金魚用水槽が一つ、そして隣には2年前の金魚すくいの後、何かにとりつかれたようにメダカ飼育を始めた父造の名残(父造はマイブームが去るとさっぱりメダカの事は忘れたようだ)のメダカ水槽が一つ。
その2つの水槽を母造が毎日世話してるのだが、今回滞在中に、金魚用のエサが無くなってしまったと言っていたので、じゃ~後で買いに行こうといってるうちに、何故かとりあえずメダカ用のエサをあげずに『ジャコを刻んであげた。』という母造。
そして『今日は暑そうだから水槽にそれぞれ氷を入れてあげた。』という母造。
そしてそして全くモウマンタイにピッチピチな魚達。。
水換えなんかは、置き水無し、カルキ抜き無し、水道から直に水道水、ほとんど水をオールチェンジ、水槽丸洗い。何故に死なない??魚達よ。

まあ、そんな母造のミラクル飼育法はいいとして。
今回、前々回の日記に書いたネイチャーお泊りを体験したもも造の中では密かにそして激しくネイチャーブームが起こっていた。

ある日、ジャスコに行ったときの事。
ちなみにジャスコジャスコと良く書いてしまうが、日本のお店でチビが一番気に入ってるのがジャスコである。日本行きの2大テーマである『オオキイオフロ(温泉)』と『ガチャガチャ』のうちのガチャガチャを充分に満たしているし子供仕様のゲーセンはあるし何か食べようと言う時には必ずオモチャつきのキッズミールがある。今回もダントツ通った店ナンバー1であったのがジャスコであった。
そのジャスコのオモチャ売り場をブラついていたときの事。

神戸のねぇねからお小遣いを貰っていたので、何か欲しいものを物色していたもも造とここ造。
もも造がついてこないな、とふと振り返ると売り場の一角の前に立ち止まって何かを凝視している。戻ってみてみるとなんとカブトムシとクワガタ売り場である。
こりゃ~いくらチョウチョが触れるようになったからってハードル高すぎだろうと思い、欲しいのか?と聞いてみると激しくうなづくもも造。
『だってさーー、もも造触れもしないのにさーー。』
『マミー。プリーズ。アイウォントディスワン。』
『んじゃー触る?』
『ノゥ。』
絶対に触れないが絶対に欲しい、と言い張るもも造。ま、置いていっても双子ちゃんも居るしひな造(オトコ5歳、弟造のチビ)も来るし、引き取り手は居るだろう、と実は自分も興味津々で購入を決意。

なんとなくいい奴イメージのカブトムシとなんとなく悪い奴イメージのクワガタ、どっちがいいのか聞いてみるとクワガタがいいらしい。へぇ~~~~。
で、箱から下にひく土からエサから止まり木から全部買い込んで帰宅。
早速全部セットアップして購入したクワガタのオスメスを移そうとした。
が。
持てねぇ。
権造には持てねぇ。
メスは小さいし手でつかんであっさり新居に移動させた。問題はオスである。
試しに背中の方から手を伸ばして正当なつかみ方をしようとした。が、あの必殺武器のハサミの部分で威嚇してくる。
じゃー下半身つかんでみよっかと思ったものの、権造は何が嫌いってあの類の虫の足の感触がイヤなのである。あの足が自分の手のひらなんかに触れる恐れがあるので下半身をつかむのは断念。
こうなりゃ箸でつかんでやる!と割り箸を持ってきたものの、箸でつかむ前にハサミ攻撃だしつかみづらい。
結局、、、。随分長い間考えてみたのだがあまりいいアイデアも無く、考えてもいい答えが浮かぶ気配も無く。
小箱の中の土を全部新居に移動させて、箱ごとひっくり返して荒っぽくオスクワガタの引越しは終了した。

その後かなりな興味を持って最後の日まで観察した。
カブトムシは幼少時に弟造が飼ってたのか家に毎年いた記憶があるが、クワガタって新鮮である。でもまー見た目の通りにアグレッシブであり、折角エサを取り替えようとふたを開けてもハサミで威嚇、霧吹きしても威嚇、木がひっくり返ってるから直そうとしたら威嚇、と何度アタックしても振られっぱなしな片思いである。
もも造は結局一度も触れなかったが(権造でさえ一度しか触れなかったので無理だろうとは思っていた)、毎日中を覗いては観察していたので、買ってよかったな~と思っていた。

今回、弟造ファミリーは東京から車をぶっ飛ばして強行スケジュールの中、大阪の結婚式に出る途中に一泊寄ってくれたのだが、その後すぐにサイパンに行く予定になってたので、クワガタを見て狂喜乱舞してたひな造5歳は渋々次回来るまでクワガタの引き取りはお預けとなり、よってやっぱり母造がお世話をすることになっていた。
最近の飼育方法というのは昔と随分違うなぁと権造もビックリしたのだが、カブトムシやクワガタのエサといえばスイカが相場であったのに、今はこんにゃくゼリーのようなカップ入りの栄養満点ゼリーである。1個ずつ使い捨てになっており、楽といっちゃ楽なんだが虫もゼリーを食する時代になったのかと驚いた。
他にも口の先を切り取ってボトルごとひっくり返して土に刺し、なにやら土にいいのか虫にいいのか分からないカブトムシ・クワガタ液。そしてニオイ防止の竹を加工した防臭チップ。そしてショウジョウバエなんかが入らないように蓋の下にひいて使う防虫&保湿シートなどなど。
便利になったのはいいんだか味気ないっちゃ味気ない。
虫といっても人に例えたら無菌室で栄養剤をたっぷり打たれながら生きてるような気がしないでもない。小さい頃、前日に砂糖水か何かをお目当ての木に塗っておいて次の朝ラジオ体操の始まる遥か前に虫かごと虫取り網を持ってカブトムシを捕まえた記憶があるのだが、虫の世界も近代化されたものだ。

話は戻って今日の母造の電話である。
なんとクワガタのメスがオスのハサミにやられてしまってご臨終となってしまったそうだ。
クワガタをジャスコで購入した日、念のために『クワガタの飼い方』という本も買った。
その本にもオスのハサミにやられてしまう事もある、と書いてあったのだが、メスは殆どいつも土の中に潜っていたし、オスがエサの近くに居る時は寄りもしなかったので安心していたのだが。
やっぱ小さい飼育箱の中じゃ虫もストレス溜まって猟奇的殺人に走ってしまったりするのだろうか。それとも自然の中でもやっぱりオスはメスをちょん切ってしまったりするのだろうか。
なんだかオスもメスも可哀相になってしまった。自分が買っておいて勝手な話極まりないのだが。

母造にも悪い事しちゃったな、と反省し、無事にオスがひな造に引き取られて元気に生きてくれることを願うばかりである。

今回、わが実家の庭には捕まえてきたアマガエル6匹も放してある。隣に住むとさま姉造夫婦宅と庭を共有してるのでとさま氏が世話してる火鉢の中のメダカの水の近くに放しておいた。庭はたくさん草木もあるし岩場も水場もあるのでアマガエルは大丈夫な気がするが、唯一の天敵は全くイキモノを恐れない双子の片割れ楓であろう。

今回の帰国は生き物とのふれあい率がかなり多かったのであるが、やっぱり自然のものは自然の中で暮らすのが望ましい、という勉強にもなった。ああいう店で売られてるものって繁殖されたりもしてるのだろうが。


ここまで書いて現在夜中の12時過ぎ。
もも造、一旦起床後まだシクシクと起きている。
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最終更新日  2009年07月14日 13時33分09秒
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