ザ・未知の世界―2億年前と現代と
バレンタインやら18日のここ造の誕生日の準備やらで夜なべ仕事が続いていて、更に今週末はロングウィークエンドだったので(金曜日か月曜日が祝日でいつもよりも休みが長い週末の事)、チビ接待に忙しくすっかりコレから遠ざかっていたここ最近。今日は年間メンバーシップを持つ恒例のマイアミ動物園に3人で行っていたのだが、帰宅後、留守番してた本家を庭に出してあげるときにふと覗いたのが、窓の近くに置いてある、というか置きっぱなしの状態にある、例のカブトエビのプラ容器であった。一旦リセットして最初からやりなおそうと思いつつ忙しいので放置プレーしていたのだが、確かこのカブトエビの卵を水に戻したのが2月1日である。スミソニアンの説明書によると2~3日で孵化、とあったのに一向に孵る気配も無く、チビもすっかり興味を失い、権造が心の隅でチョコっと気にしてる状態だった。あ~、やりなおししなければなぁ~と思いつつ横を通り過ぎようとしたところ、視界の端に何かが動いた気配が。、、、、、、、、、。気のせいかと思い再び覗いてみると、、、、、、、。居たっ!!!!!カブトエビっ!!!!アレだけどっちゃり追加卵を放り込んですっかりその後は放置プレー。細かい木屑みたいなのが浮いているだけかと思っていたら、2mmくらいの物体が水中を浮遊してるのを確認!プラ容器にかぶりついて見てみると、やっぱあの写真を極小にしたモノが動いている。『ちょ~~~~~っとぉぉぉ~~~!!!! チビ集合っ!!!』急いで何事かと走ってくるもも造とここ造に指差して教えると、2人でお決まりの『オ~~~~~、マ~~~~~~イィ~~~、ガァ~~~~~~ッッ~~~!!!!』チビはすっかり忘れていただけにMichaelsで箱を持ってヒャッホーしてたときの感動が蘇ったらしく、恐ろしいテンションである。この1号、一体いつ孵っていたのだろう。。。。おとといは覗いてみたっけ、昨日は全然気にも留めなかったような、、と記憶を遡るもかなり不確か。とりあえずベリーハングリーな状態にあるに違いない。速攻でチビに箱に入ってた説明書を取りに行かせ、『エサのあげ方』の欄を確認した。『卵が孵ったら数を確認しましょう。個体の数の分だけエサを2日おきに入れましょう。』とある。1号オンリーなんだから1個でいいんだよな、と1mmくらいの粒を1個取り出してみた。すでに1号は水面に上がってきては浮いてる木屑を1個ずつ抱きかかえるようにして食えるモノか食えないモノかを確認している様子。抱いてはペッ、となりの屑を抱いてはペッ、を繰り返し、チェ~~、食うもんねぇや、と底の砂の部分に降下して砂粒を抱いてはペッ、抱いてはペッ、っとやっている。この1号、、、。生後間もなくから立派に独立して食料探ししてるのは見上げたものだと思うのだが、かなり行き当たりバッタリな人生をすでにスタートしているようだ。この貴重な生きる糧の1mmの粒を落とすのはいいんだが、いくらショボい大きさのプラ容器とはいえ、この中で平面だけでなく立体的に移動してこの1粒を探すのはかなり困難を要すると思われる。じぃ~~~っと横で見ていたもも造も同じ事を考えていたらしく、マミィ~、上の方に上がってきたときに目の前に落としてあげたほうがいいんじゃないか、と提言してきた。この案は即可決となり、3人でひたすら上に上がってくるのを待つ。たかが1mmとは言え、落としたときの水面のわずかな振動を察知するんだろうか、イヤ確か目が3つとか書いてあったよな、ニカウさんも真っ青な視力でするどく捕らえてかぶりつくんだろうか、なんせ2億年も生きてるんだからな、と期待を込めて浮上してきた1号の目の前にポチっと落としてみた。、、、、、、、、、。再び底に降下していく1号。。。。目の前ってか、頭にぶつける位ピンポイントで落としたのだが、、、、。その後沈黙する3人が約15分見守る中、1号はニアミスを繰り返す事となった。その後ず~~~~~っとプラ容器から離れないチビにご飯をあげて、食後再び3人でプラ容器前で待機する事10分ほど。ついに1号がすでに沈んでしまっている粒に到達した。オオオオォォォォ~~~!思わずどよめくギャラリーの前で抱っこして離さないのかと思いきやペッと離してしまう1号。思わずチッと舌打ちしたもも造であったが直後にペッと離してしまった物体に慌てて駆け寄る1号。やっと食えるモノと確認できたようである。ふ~~~~~~。その後数分しっかりくっついてガツガツ食べてる様子であったが、なにぶん小さすぎるためにちゃんと食しているのかは判断できず。ま、食べてるんだろう、という事で安心したチビ達は風呂に入り寝た。その後も権造は気になってやたらとプラ容器前で時間を過ごしているのだが、見ている限り、夕食後に確認できた以外に粒には到達出来ていない。やっぱり、、、、かなり行き当たりバッタリの人生を古代の生き物は送っていたのだろうか。。。そもそも考えてみれば、スミソニアンの商品開発部の人達は1度に最低数匹は孵るものという前提で説明書を作成したのではなかろうか。例えば一気に4号まで孵ったとすると投入する粒は4個となり、1号から4号まで食えるモノに到達できる可能性は一気に4倍に跳ね上がる訳だ。ウチの場合、、、。今のところ1号だけであり、よって食えるモノとの遭遇もかなり確率的に低いわけで生まれていきなり前途多難なスタートとなったわけだ。ああ。。。。。最初に投入する前に、ここまで深読みしておくんだった。。極小サイズの粒でも例えば潰して粉状にしてから撒くとか、むりやり幾つかに割って数箇所に投下すれば、1号の人生もややバラ色になっていたのかもしれない。エサの粒の総数は結構少ないので、1号確認後に勢いで別のタッパに蒸留水を入れて残りの化石卵の半分をいきなりそっちに入れちゃったので、また忘れた頃に孵るかもしれない2号以下のブラザー・シスター達の為に出来ればとっておきたい。が、1号を飢えに苦しませるのもかなり気が引ける。という事で、もう1粒を潰して幾つかに分け、プラ容器の中の原色キャッスルを挟んで満遍なくとりあえず必死に1号も歩けば粒に当たる距離に足しておいた。最初から粒をそのまま投下したのはまずかった。水にふやけて1号以上の大きさになっているこの食えるモノ。コレに気付かない1号はやっぱり行き当たりバッタリ人生だと思うが、孵ってからの状況を予測せずにとりあえず手当たり次第に出来る事をやってしまう権造って1号とドッコイドッコイの行き当たりバッタリ人生なのではないだろうか、、、。相変わらずニアミスを繰り返しているが、後は生命力と野生の勘に任せるとして。とりあえず、孵りましたよ、みなさん。という事で、この1号はどうやって食えるモノを判断してるんだろう、と思い、とりあえずWikiで見てみたら感覚機能なんかの説明は皆無であった。原始生物だし甲殻類だから嗅覚があるとは思えず、目が3個あっても見えるんだろうか、いやそんなの問題なく、やっぱ行き当たりバッタリで触覚で触ったものから適当に抱っこしてはペッとやりつづけ2億年も生きてきたんだろうか、と謎は多い。そういえば、、、、天敵ゴッキーなんかは恐ろしい日数何も口にしなくても平気で生きていると言うではないか。同じ数億年選手同士だし、1号も意外と食えなくっても平気なのかもしれない。でも、スミソニアンの説明書には『2日おき』なんて書いてあるし。やっぱ数日食べないとキツいんだろうか。よく分からない生き物である。今のところ数ミリの姿かたちがハッキリ確認できるか出来ないかの大きさなので、ちっちぇえ!可愛い!で済んでるのだが、一体ドレくらいになるんだろう。スミソニアンの説明書は当てにならない、とすでに権造の脳にはインプットされているので未知の世界である。どんな風に成長するにせよ、孵ってくれてやっぱ嬉しい。ところで全く話は変わるが、『よく分からない』という事で思い出したのが、こちらの絵文字。イヤ、絵文字って訳ではないな。Facebookにトモダチが書き込んでくれるコメントに色んな記号やアルファベットを並べたのがあったりするのだが、コレがイマイチ分からない。現在意味が把握できて自分も正しく使っているだろうと判断したのがコチラ::):-):(;-P以上。最初の2つは日本語で言うところの『(笑)』ってトコだろう。3つ目は『(泣)(怒)』とかネガティブな気分の時につけるようだ。で4つ目が『ウィンク』を表している。ず~~~~っと最初の頃は、何じゃコレ?状態だったのだが、ある日気がついた。横にしてみればいいんだ。そう言えばずっと分からなかったよな~コレも、と思ったのが『