‘前期終了
『あの時 あの悲しみも あの時の あの苦しみもみんな肥料になったんだなぁ じぶんが自分になるための』(相田みつを、肥料)今日は前期最後の実習の日です。思い返せば様々ことがこのデイケアで起こり、色々なことを学びました。まず一番感じたのは、今まで日本で体験してきた幼稚園のボランティアと、ここで実際に先生のアシスタントして働く日々は180℃違うというもの。日本でのボランティアはただ子供達と遊ぶだけ、そして遊ぶだけでいいんだと思っていました。「子供が好き」という気持ちさえあればそれでいいんだとさえも思っていました。甘かった、そしてこの甘い考えこそが後に自分の立場に支障を起こすなどとはその時思いもしませんでした。1週間の実習を終えて先生に言われて言葉* YOU TRY TO BE ”FRIEND” TO THE CHILDREN, SO THEY DON`T TAKE YOU SERIOUSLY. WHEN YOU ASK THEM TO DO SOMETHING, YOU MUST TAKE ON THE “ADULY`S ROLE”.* YOU SIT WITH SMALL GROUP OF CHILDREN, BUT YOU NEED TO SCAN THE ROOM FREQUENTLY. POSITION YOURSELF TO HAVE A MAXIMUM VIEW OF THE ENVIRONMENT. *「Playmate=遊び友達」。「GBの行動は子供達からみるとただの遊び友達の状態になっている。それじゃあ子供達は言うことを聞かないわよ。子供と友達になるのはいい。でも大人としての境界線を引くことが大切なのよ。」*「GBは子供と触れ合う時その子のことしか見れていない。常にもっと広い範囲の子供達を見回すことが出来るポジションをとらなければいけないわよ。」遊び友達でいたために、子供達は僕の言うことを何も真剣に聞いてくれない日々が続きました。本気で訴えても聞いてくれないことに本当に辛かったですが、これは自分が蒔いた種だということを知っていたので、日々大人としての先生としての行動をとるように心がけました。日本では子供を叱ったことなどありませんでしたが、子供が悪いことをした時には「It`s not OK!」「Don`t do that!」「Stop it!」などの言葉を使って注意しました。すると子供達も徐々にですが僕を先生として認めてくれる反応を見せるようになりました。幼児教育というものは、第三者的立場で見るような、いつもが笑顔が耐えぬ、華の様な職業ではないとも実際に体験してわかりました。子供と触れ合えば確かに楽しいことも、笑顔も自然と出てきます。でも「魔の2歳や」「自我に目覚める」のはこの時期なので、こっちの思い通りに行くことばかりではありません。嫌なことは沢山ある、でもそこで投げやりにならずにここまでやってきました。うまくいくようなことばかりじゃあない、でも失敗を繰り返しながら経験を積むことが成長の第一歩だとも身にしみて思いました。始めて実習をした9月7日の僕とは比べられないほどの成長を遂げて自分がいます。でもそれはある意味あまりにも幼児教育者として無知であったのかを知らしめてくれた日々であったのだと思います。そう、まだ始まったばかりなのです…。でも今自分に言いたい言葉は一先ず「お疲れ様」です。幼児教育者というよりも、人間としても成長を遂げることが出来たと胸を張って言えます。*みなさん沢山の励ましの言葉ありがとうございました。