小学校英語 移行措置
2020年から始まる小学校の外国語=英語の授業そして2018年から先行実施で行われる場合と移行措置として行われる場合とありますどちらで行うかは公立の場合地方自治体の教育委員会ごとの判断というのが基本です(一部、学校ごとの裁量で行われる場合もあります)すなわち基本的には市町村ごとに決定されているということですでは移行措置の場合2020年からの実施との違いはどうなのかというとまずは授業時間数が本来は年間70時間に対して50時間で行うということですこれは2020年からは新指導要項実施にともない小学校での授業時間数が増やされ週2コマでの時間割が組めるようになるのに対し18年、19年は現行の授業時間数の中での実施となるために週2コマの確保が難しいからです現行では元々外国語活動としてのコマが週1で確保されていますがこれでは年間35コマしか行えませんそこで50コマにするためのプラス15コマを確保しなければなりませんそのために「総合的な学習の時間」のうちの15コマ分を外国語の授業に回すか1時間目の前あるいはお昼休みの15分を使って15分の時間を3回行うことで1コマ分に充ててもよいと文科省は通達していますこのような授業の確保の仕方をモジュール授業といいますまた元々、外国語活動がなかった小学3,4年生は移行措置期間は15時間(2020年からは35時間)のコマを確保しなければならないのですが元々そのような時間はなかったのでモジュール授業か総合学習の時間を融通して年間15コマの外国語活動を行います次に授業で使用する教材ですがこのために新たに「We Can!」というテキストが文科省により作成されています(5,6年用)移行措置ではこの「We Can!」あるいは従来の外国語活動で使われていた「Hi, Friends!」のどちらを使ってもよいあるいは併用してもよいとされていますこれも原則は地方自治体の教育委員会の裁量で決まることになっていますがやはり一部の市町村では学校ごとの裁量になっている場合もありますこのような形で2018年度の小学校から外国語の授業が始まるのですがはたして先行実施または移行措置で行われるにしても混乱なくきちんと現場で行われていくのかどうか保護者の方は厳しい目で見守る必要があると思います