ラジオ体操
今朝、新聞を取りに玄関前に出ると、公園方面からパラパラと人が歩いてきた。そう、ラジオ体操が終わった時間だったのです。私が小学生の時は首からスタンプカードをぶら下げ近所の友達と通っていたが、今朝見た限りでは子供同士の参加者は見当たらず、皆、付き添いの大人がついていた。少子化の影響でこうなったのか子供同士では危ないと感じた親が多いのかは定かではない。どちらにしろ、これが時代の流れなのだろう。私は寝起きが良いほうなので、毎朝ラジオ体操に行くことが苦にならなかったが、寝坊常習犯も多かった。毎日コツコツスタンプを押してもらっていた私は、週に数回しか来ない寝坊常習者が体操のおばさんからオマケでいくつもハンコを押してもらうのを見ていて疎ましかった。(これってズルじゃん毎日通わなくても、通ったことになるなんて絶対おかしいよ)子供心に、世の中の不正を目にした瞬間だった(笑)8月の最終日は子供の、父兄の参加者が多くなるのだ。最終日は体操のおじさん、おばさんが夏休みの早朝に通った子供たちに労いの意味を込めてか、自治体の方針なのかは分からないが、決まって文房具と、アンパンをくれていたのだ。私はこれを握り締めて家に帰ったのを今でも覚えている。早起きは三文の得を実感した瞬間だった(セコイ)「新しい朝が来た~♪」で始まるラジオ体操をしながら友人とニヤニヤした体操の記憶が蘇ってきた。跳躍をした後に始まる第二の最初で行う振り付けだ。子供心になんて恥ずかしい体操だと振り付けの体操だと思っていたが、大人は平然と体操を続けていた。これは全然恥ずかしいことではないんだと行動で諭されたのだが、今考えてもやはりこの振り付けは恥ずかしいぞ。(大人は本音と建前を使い分けるのだ)そんなラジオ体操もいよいよ来週で終わりだ。今、体操を続けている子供たちはどんな事を考えながら月末を迎えるのだろう。