散歩の途中で見つけた蕎麦屋は日ノ出町の坂の上にあった。路地の中、紺地の暖簾が揺れる。玄関を入るとテーブル席。奥が厨房。右手に座敷があり堀炬燵式で足が下ろせる。ご主人に座敷に通される。目の前には広い縁台。その先に庭が広がっている。日差しが強くなければ外の縁台でも食べられるという。まずは生ビール¥450.-。お通しはセロリの梅肉和え。メニューはせいろ¥700.-、冷やしたぬき¥1000.-、かもせいろ¥1300.-などの他、季節限定のメニューとしてさくらそば(由比産のさくらえび使用)¥1000.-と小柱入りあられそば(温)¥1000.-がある。蕎麦は迷わずさくらそばを選んだ。一品料理はこんにゃく味噌田楽400.-、鈴廣のたのしむ板わさ600.-、刺身盛り合わせ1200.-、天麩羅盛り合わせ¥1200.-、宮崎産地鶏たたき¥500.-等充実している。蕎麦を待つ間、つまみに鰹土佐酢漬け¥800.-を頂く。夏蜜柑で浸けたという酢漬けは果肉いりで口に入れると爽やに香る。和服の女将さんが運んで来たさくらそばは、硝子の器に盛られ薄紅色の麺は目にも涼しい。薬味は山葵、長ネギ、辛味大根。辛味と甘味の両方が味わえる大根だ。食後、蕎麦湯に薬味を入れて頂き嘆息。暑さを忘れるひとときを過ごした。
※店主の意向を踏まえ、あえて店名を記しておりません。
興味のある方は個別に対応致しますので、ご連絡下さい。
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最終更新日
2010年06月23日 08時39分35秒
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