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ゴーヤ泡盛の野毛日記

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[鶴見・生麦・川崎あたり] カテゴリの記事

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馬を見ていた午後

大井埠頭から鶴見までウォーキングをした日、多摩川を越えると川崎競馬場が見えた。野毛ならばＪＲＡの周辺に軒を連ねる様々なお店で賑わうところだが、新聞を広げて立ち飲みをしている男性達のいる場所はコンビニ。野毛とは対照的な光景だと思いながらその背中の後ろを通りすぎた。その川崎競馬場でファン感謝デーがあると聞いて、ふらふら出かけてみることにした。空は澄みわたっている。京急川崎駅から多摩川を目指して歩く。家族連れがぞろぞろと同じ方向に向かって行く。会場に入ると普段なら観客の入るスタンドは閉鎖されていて、グラウンドを開放しているのが見える。何処からわいてきたのかというぐらいの人。地下道を通ってグラウンドに出ると青空の広がりを感じる。まずは屋台でビールを買い、メインステージで行われていた猿まわしを見る。芝生が気持ちいい。走り回る子供達の姿に心が和む。その後、引退した競走馬によるレースや狩人の加藤高道さんによる歌謡ショー、サンバショーなどを楽しみ、最後は仮面ライダーディケイドのショーまで観てしまった。青空の下、のんびり過ごした日曜日の午後である。

2009年10月18日

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豚珍麺

「豚珍麺」はＪＲ川崎駅から仲見世通りを歩き砂子に出た辺りの路地の中にあるうどん屋。手打ちうどんと染め抜かれた暖簾に惹かれ扉に手をかけた。カウンター10席。厨房には長年連れ添っているであろうご夫婦が並んで入る。まずは瓶ビールをお願いしメニューを眺める。この店の名前にもなっている豚珍麺￥750がやはり気になる。上州うどん￥700、天盛りうどん￥1200などと肩を並べているものの自然に目が豚珍麺でとまってしまう。こうなったら頼むしかない。出て来たのはけんちん汁と味噌煮込みうどんを足して二で割ったようなもの。生姜をすりおろし、葱と黒ゴマを添えて下さる。うどんは意外にも細く丸い。冬は体があたたまるだろう。落ち着いて見ればカウンターの上には何故かバナナが三房。焼酎、ウイスキー、徳利が並ぶ。黒板には一品料理のメニューがあるので、居酒屋としても機能しているようだ。静かに流れる時間が心地いい。いい雨宿りになった。

2007年10月19日

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出雲そばが食べたくて

松江で酒の後に釜あげそばを食べてからというもの、野毛で飲んでいても最後にふとそばが食べたくなることがある。しかし残念なことに野毛では出雲そばを食べることは出来ない。近辺でなんとか出雲そばを食べられないものかとmixiで検索して見つけたコミュの中に鶴見で出雲そばが食べられるという記述があった。これは行ってみるしかない。京急鶴見駅に降り立つと目指す店はビルの６階にあった。古式手打ち出雲蕎麦とある。メニューを眺め割子￥1100を頂くことにする。松江で食べた時には３枚が一般的で、かつ１枚いくらと値がついていて、何枚からでも注文出来た。おそらく３枚のみのセットであろうと思いきや、なんと５枚。薬味は別になっており、海苔、鰹節、山葵、葱、紅葉おろしがついてきた。１枚ずつ別の味を味わうことが出来る。集中して黙々と頂いた。完食満腹。最後にさらりとした味わいの蕎麦湯を頂きながら、懐かしの松江に思いを馳せた。

2007年06月21日

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久の家

今日は休肝日にしようと生麦で食事をして帰ることにする。「久の家」は生麦の大衆酒場通りを横切る路地にある。サークルＫの看板を目印にするとわかりやすい。ときわ小路の入口脇の大衆食堂だ。Ｌ字のカウンターに７席とテーブル席が２席。常連らしき女性が２人カウンターで食事をしている。玉子丼￥650を頂く。玉子丼の具には何故かウィンナーが入っている。丼へのご飯の盛り方があまりにも大胆なので、あわてて「ご飯少なめでお願いします」と声をかけた。はいはいと返事をしながらも結構な量だ。白菜のお新香となめこの味噌汁がついてくる。田舎のおばあちゃんの家に来たみたいだ。鯖焼き定食￥700、秋刀魚開き定食￥700、肉野菜炒め定食￥700、山かけ定食￥750、炒飯￥650など。酒￥350、ビール￥500、ウイスキー￥400、ハイサワー￥350などの飲み物があり、一品料理も多数。居酒屋として利用する客もちらほらあるようだ。

2005年02月01日

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ますや

生麦の国道沿いに「定食250円」の看板が出ている。渋い看板で実に私好みだ。ガラガラっと横引きの扉を開けて中に入ると、思わずおじゃましますと口をついて出そうになってしまった。人様のお宅に上がるような気分だ。カウンターに丸椅子が3つ。小あがりがあるがそれでも10人入れるかどうか。割烹着姿の女将さんがいらっしゃいと声をかけてくれる。酒300円と茄子の油炒め360円を頂く。胡麻油を入れると香りがいいけど大丈夫ですか？砂糖入れる？辛い方がいい？とこちらの好みを聞いてくる。好き嫌いがあるからなるべくお客さんに合わせるのだという。もちろん辛めにして頂く。優しい味だ。件の定食とはご飯セットのことだった。どのおかずを頼んでもプラス250円でライス、お新香、味噌汁付きに出来る。半定食は220円。味噌汁は100円だ。ちなみにおかずは、生玉子80円、焼きのり100円、納豆120円からはじまり、紅さけ焼き360円、さんま開き360円といった定番のメニューはもちろん、エビフライ500円、ビーフコロッケ300円、肉野菜炒め450円、いかの塩焼き370円など多数。丼ものは500円～。カレーライス600円もある。途中女将さんが少しの肴と酒を乗せたお盆を手に「ちょっと置いて来ます。うちも飲みたがっているから」と席を外す。酒はビール(大)500円、サワー350円、オールドシングル350円。お袋の味を肴にゆるゆると飲みたい店だ。

2004年12月21日

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麒麟

国道から生麦に向かう大衆酒場密集地の入口とも言うべき「あぶくま」の二軒先に立ち飲み酒場「麒麟」はある。Ｌ字というか微妙なＵ字のカウンター。バンダナを巻いた親父さんが一人で切り盛りしている。焼酎のお湯割り￥200.-を頂く。なんとこれが金宮のグラスで出てくるではないか。聞けば焼酎は金宮を使っているという。これを聞いてついつい顔がほころびてしまう。ビール大瓶￥500.-。清酒￥250.-。生酒￥550.-。白生酒￥330.-。ウイスキー￥400.-。レモンサワー￥250.-。ウーロン茶￥160.-。焼鳥は１串￥150.-。ねぎまと皮を頂く。その他一品料理は多数。天然ぶり刺￥450.-、金目開き￥400.-、丸干し￥300.-、目刺し￥250.-、鱈入り湯豆腐￥400.-、もつ煮込み￥400.-、梅干玉子￥400.-、ハンペンチーズ揚げ￥400.-、酢蛸￥500.-、コロッケ￥400.-など。折りたたみの椅子もあり、親父さんにしきりに勧められたが、長居するからと丁重にお断りした。雑多な空気が妙に落ち着く不思議な店である。

2004年12月20日

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ホッピー泡～'s

やはりつかまってしまった。仕事帰りの疲れた体はいつも潤いを求めている。「ホッピー泡～'s」は京浜急行線の生麦駅前にある。キャッシュオンデリバリーの立ち飲み屋である。名前のごとくごく自然にホッピーがある。ホッピー\350.-を注文すると、「黒もありますよ」と親切に声をかけてくれる。ホッピーがじんわりと浸透してゆく。今日のお勧めから砂肝唐揚げ\350.-を頂く。以前は日ノ出町辺りで働いていたというマスター。立ち飲み屋の親父が性に合うと転身したそうだ。砂肝はポン酢で頂く。さっぱりしていて美味。ドリンクのお勧めはシーハイ\400.-。シークァーサーサワーのことらしい。常連らしき男性が入って来る。出されたジョッキに自分で氷を入れて、サワーを作っている。自分の時間を楽しむスタンスが確立されている様は、見ていてほっとする。特製のピザは\250.-。\100.-のトッピングをいろいろ乗せて楽しむことができる。トマト、サラミ、ピーマン、ポテトなど。ハートランドビール\400.-もなかなかそそる。串揚げは\100.-から。立ち飲みという気軽さと自由度。それでも押さえるところは押さえるといった適度な合いの手が、心地よい空間を作っている。

2004年12月09日

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