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愛すべき道具達・・・。

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2013年11月12日
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カテゴリ:愛すべき食物
牛 フワ

ヤオギモ・フワ・フク・バサ・ホッペ・プップギ

これは全て牛の”同じ部位”を表現した言葉なのですが、実はコレ、普通のスーパーではまず見ることのない

牛の肺

になります。半年程前、酒のつまみを探している際に発見し、肉肉しい塊と反比例するかの如く、美しい色合いの
肉に心を打たれていたのですが、1kgで630円という怪しい値段設定と、仮に不味かった時に1kgもどうすんだ!?
という心配で購入を控えておりました。しかし、楽天優勝セールでとうとう、禁断のヤオギモ(フワ)を購入!

牛フワ

広島では好んで食べられているようですが、他の地域では、滅多に食べられる事のないヤオギモの第一印象は

軽いっ!

やはり肺。これ位の肉の塊なら、これ位の重さであろうと、勝手に脳が筋肉に伝達したのでしょうけれど、
想像の1/2程の軽さ。また、袋に入れたうえで水に入れ解凍(約1時間)したのですが、その姿が・・・・


(【閲覧注意】※画像をクリックするとモザイクなしで見れます)

グッ、グロイ!

これ、道に落ちてたらパトカー数台が駆けつける騒ぎになるレベルです。また、解体中に嫁が様子を見に来た
のですが、この状況で見せると、確実に食欲がダウンしそうだったので、絶対に見せないように死守しました。

ヤオギモ

とりあえずブツ切り完了。所々に穴(血管?)が空いていますが、この部分は軟骨っぽい食感が楽しめる
ので、取り除かない方がいいです。また、時間がある方は、白い薄皮は取った方がいいかも。さて、調理
に入るのですが、このヤオギモ。きちんと下処理(灰汁抜き)をしないと、独特のクセがあるらしく、その
処理こそが一番重要との事だったので、沸騰したお湯の中に10分×2回の灰汁抜きを敢行しました。

牛の肺

さすが肺!全く沈みません。

ヤモギモ 灰汁

これが一回目の灰汁抜きですが、灰汁抜き史上、最もアクが出る料理かもしれません。

プップギ

二回目ともなると、灰汁も少なく、戦意喪失したヤオギモが沈んでいるのがわかると思います。あとは
流水で綺麗に洗えば下処理OK。なお、今回作る料理はヤオギモの串焼き、天ぷら、煮込みの三種類です。

ヤオギモ 串焼き

まずは串焼き。下処理したヤオギモを適当にカットし、串に刺すだけ。味付けはクレイジーソルトです。

牛フワ 天ぷら

天ぷらも同様。衣をつけて揚げるだけ。

ヤオギモ 煮込み

最後はヤオギモの甘辛煮。レシピというか分量は

ヤオギモ 600g

醤油 大さじ4
みりん 大さじ4
砂糖 大さじ4
生姜 お好みで


こんな感じで、汁が無くなるまで煮詰めればOK。さて、気になる味の感想ですが、個人的には

好き!

大好物というレベルまでには達しませんが、焼き鳥屋で売っていたら、とりあえず2.3本食べるといった感じ。
実際、ヤオギモにはほとんど栄養素は無く、肉そのものの味はほとんどないのですが、独特すぎるその食感。
これがかなりクセになります。どこかで食べた事があるような食感なのですが、感覚的に表現するのであれば

マシュマロ < ヤオギモ < ハツ(牛の心臓)

といった感じで、歯ごたえはあるのですが、なぜか非常に軽い。これは食べた人じゃないとわからないのかも
しれません。ただ、ホルモン全般が好きな方であれば、違和感なく食べる事ができると思います。レバーが嫌い
な嫁も、これはレバーとは別物と言って、たくさん食べていたので、一度試してみてはいかがでしょうか?

◆なお今回紹介したヤオギモは↓で購入しました◆


牛やおぎも(肺)半頭分 約750g 【希少】(ヤオギモ/フワ/フク/バサ/ホッペ/プップギ)


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最終更新日  2013年11月12日 08時59分53秒
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