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テーマ:おいしい日本酒(1090)
カテゴリ:お酒。
米の持つ旨みと、ごく自然なアルコール。 わずかなリンゴ、レモン様の酸と苦み。 飲み口柔らかでするすると喉を通る軽さと素直さ。 さっぱりあっさりと、肴を選ばない、どこまでも食中酒だ。 「辛口でござい」と痛いアルコール分で主張する、押しつけがましい辛口とは対極に位置するナチュラルさ。 試しにと合わせてみたクリームチーズには、乳脂肪分のなめらかさを後押しするし、納豆では豆本来の持つ香ばしさ、旨みを押し上げる。 口中に残った粘りを流すためもう一口と含んだ際に、改めてこの酒自身の持つ酸や苦み、アルコール、ほのかなスパイシーさが顔を出し、存在を主張する。 おのが姿を二の次に、脇役に徹して自分も光る潔さ。 三増酒を主力に置くボンクラ大手酒造会社にちょっとは見習ってほしい、優れて造りの良さが光る良酒。 ほんまもんの辛口とは、こういう酒を言うんだよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.20 05:04:43
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