★日本とドイツとの教育システムの相違★
さて、次ぎに、「日本とドイツとの教育システムの相違」について触れてみたいと思っています。日本とドイツはよく似ているといわれています。しかし、色々な観点で両国の教育、文化、そして、経済を比較してみると、その「発想の相違」に驚きを隠さずにはいられません。●6歳から小学校に上がることは日本と変わりませんが、10歳(小学校4年生)の時点で将来の進路を決めなければならないところに議論が集中することでしょう。また、その上の基礎学校(ハオプトシューレ)での子供達の能力の見極めが重要な要素になってきます。人は皆違う個性や能力を持っています。能力とは絵が上手な子、工作が得意な子、運動能力の高い子、手先が器用な子、ボランティアに熱心な子、数学が得意な子、国語が得意な子、学術が好きで得意な子等、それぞれの向いている能力を探す場でもあるのです。学術もいろいろな能力の一つに過ぎないという考え方です。大学進学率は25%(狭き門です)で75%の子供は実科か普通学校に進みます。 つづく