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テーマ:ホームヘルパー(8)
カテゴリ:煌く資格習得への道
東京を離れ、郷里に帰る。
この原点回帰の時期に当たって 僕には一つのビジョンがありました。 それは・・。 「何か、人様の役に立つ仕事がしたい。」 二十代も終盤に差し掛かった頃。 三十歳と言う人生の節目に到達したら 『それまで見てきた視点とは、全く違う視野で世界を見てみたい』 という欲求に駆られていました。 振り返ると、これまでは 自分の価値を探すのに必死で 随分、自分本位にデタラメな生き方をしていた僕。 駄目人間もココに極まっていたので・・ ならば、これから先 「どうせデタラメな命なら 誰かの為に使ってみても、悪くはないんじゃないのか?」 なんて思いついたのが、最初の衝動だったのかも知れません。 そんな事を漠然と考えているうちに これまでの色々な人たちとの出会いと別れ。 はたまた、徐々に移ろい行く自分を取り巻く環境。 そしてなにより、祖母の小さくなった輪郭が 僕の中でゆっくりと重なり合い やがて、一つの答えを形成して行きました。 「やるなら・・老人福祉関係だろ?」 ・・単純な人間だなと自分でも呆れますけど。 さて・・指針は定まりましたが いざ実際の就職先を探すのには、様々な難問が待ち構えていました。 元来、人の命を扱う仕事が大部分を占める職種なので 就職にあたっては、それなりの資格が必要とされます。 ならば、資格を取りましょう。 取り敢えず、専門学校に二年なり三年なり通って学業を修めれば 【介護福祉士】等の資格を得る事が出来るのですが 歳も歳ですから「僕、学生。えへ♪」などと あまり悠長な事は言ってられません。 それならば、実際に施設などで働くことの出来る 最低ラインの資格取って 実経験と私生活を両立させながら 資格の方も徐々にステップアップさせて行くのが 誰にも迷惑の掛からない最善の方法じゃないかと思います。 ・・という事で、最初の目標は ホームヘルパー2級 の資格習得に決定いたしました。 さてさて、時期を待って 『ホームヘルパー養成講座』の情報収集を始めました。 ある時には、変質者と間違えられたり ある時には、全く関係のないダイレクトメールの束を貰ったりしながら 詳しい内容を掻き集めてみると・・ どうやら、通信教育を嫌っていた僕の意向とは相反し 「講義がカリキュラムに含まれている養成講座」が 郷里の専門学校には、殆ど見つけられませんでした。 大手養成学校に於いても 「テキストによる自宅学習を経て スクールング中に、その補習を執り行なう」といった 『通信教育課程』を 第一段階に設ける講座が殆どでございます。 (微小ながら、福祉施設が行っているそれでは 講師の先生に、直接ご教授賜ることが出来る講座も存在しましたが 交通の便があまりに悪かったので、泣く泣く却下。) 仕方がありません。 「郷に入れば郷に従え」です。 僕もその慣例に習うことにし 取り敢えずは、説明会で最も印象の良かった養成学校に 願書を提出致しました。 それでは、ここで 僕が入学したホームヘルパー2級養成講座 その修了までの流れを、簡単にご説明いたしましょう。 その1・自宅学習期間(1ヶ月) 介護の基本的な考え方や技術などの 基礎知識をテキストを元に独自で勉強します。 期間内に四回レポートを提出して 75点以上の評価を頂かなければなりません。 その2・実技スクール期間(8週) 学校に通学しながら講師陣の指導の下 実践的な技術を習得します。 週一回のスクーリングを計八回。 毎講座ごとにレポートを提出。 その3・実習期間(30時間) 総仕上げとして、福祉施設等の現場でサービスを体験。 利用者と触れ合いながら、実際の介護技術を学びます。 施設実習16時間。在宅サービス提供現場見学6時間。 ホームヘルプサービス同行訪問8時間。 その4.終了、就業 資格習得までの期間は、おおよそ三・四ヶ月とのこと。 この全ての課程を修めれば 自動的に、ホームヘルパー2級の資格が得られるって寸法ですね。 実のところ・・。 試験もなく、講習さえ受ければ誰にでも貰える資格なので 実際、食って行けるだけのお給料が貰えるのか? そもそも、三十歳・男性・未経験者の就職口も存在するのか? (ネットで検索してみると、あまり芳しくない答えが出て来る出て来る。) 色々と不安に思うことも多々あります。 しかし、やってみたいと言う衝動には勝てません。 仮にもし、就職先が見つからなくても それはそれ・・。 今後も考えれば、きっと役に立つ資格だろうと 半ば開き直ることにしましょう。 ・・と言う訳で【煌く資格習得の道】の開始。 次回『step1-知恵熱にのたうつ』へと続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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