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テーマ:ホームヘルパー(8)
カテゴリ:煌く資格習得への道
さてさて・・そんなこんなで
老人福祉関係の仕事に従事するため ホームヘルパー2級の養成講座を受講することになりました。 まず僕がやらなければいけないことは・・。 1.自宅学習 介護の基本的な考え方や技術などの 基礎知識をテキストを元に独自で勉強します。 期間内に四回レポートを提出して 75点以上の評価を頂かなければなりません。 入学申し込みから、数日後・・。 自宅学習用のテキストが、養成講座から 僕の元に届きました。 説明会で一度テキストの見本を見たのですが・・。 ・・・。 こんなに分厚かったっけ?? その総ページ数・・なんと628ページ。 ちょっとした鈍器程度の重量があります。 ・・これをたった一ヶ月で、頭に叩き込めと? 途方もない情報量に、暫しの眩暈を覚えました。 さて・・いざ勉強を始めようとして 少し困った事が明るみに出ました。 通信教育など、全く未体験の僕は 何処から手をつけてよいのか分かりません。 「テ・・テキストを読破しつつ 要点などを、ノートに全て抜き出してみるかな? んでもって、これを整理していけば おのずと理解も深まるかも知れない・・。」 頭の悪い勉強方法かもしれませんが 実際、頭が悪いので これ以上の学習方法が見当りません。 「取り敢えずは、この方式で進めてみるかな?」 しかし・・いざ始めてみると これがとんでもない作業だと言う事に気付きます。 終わらない~!! 途方もない~!! ・・序文のまとめだけに、僕は何時間掛かってんでしょう??」 今後を考えると、物凄く不安になる 始めの一歩ですね・・はい。 テキストは少し早めに到着したのですが 数日間、自分なりに勉強してみて それでも、スクーリングまでに終わらせる 自信って奴が、物凄い勢いで収縮していくのを感じました。 これまでは、無職と言えど 特殊アビリティー『ギャンブラー』を装備していましたので 食うには困らない生活をしていたんですけど・・ このテキスト量を見ると 小遣い稼ぎに、遊技場に出かけている暇などはないように思えます。 そこで、三十路に足を突っ込んだ分際では 甚だ恥ずかしい事ですが、泣く泣く両親に経済援助を申し出て 自宅学習期間中の引き籠り生活へと 突入することに決めました。 駄目人間を測定する機能があるなら 今の僕はマキシマムの数値をたたき出す自信ありありです。 それにしても文字ばかりのテキスト・・。 或いは、その要点を 或いは、その全文を抜き出していると まるで写経を続けている、僧侶のような心境に陥ってしまいますね。 福祉理念。QOL。 ノーマライゼーション。 介護保険法。老人福祉法。 老人保健法。地域権利擁護事業。 サクセスフル・エイジング。 共感、傾聴、受容。見当識障害。 潜在的機能ストレス。339度方式。 全人間的復権。理学療法士。 ボディメカニクス理論。 観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五遠皆空 度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識 亦復如是 舎利子 是諸法空相 不生不滅不垢不浄 不増不減 是故空中 無色無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法 無眼界乃至無意識界 無無明亦無無明尽 乃至無老死 亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得 以無所得故菩提薩捶 依般若波羅蜜多故 誤嚥予防。クロックポジション。 排泄・尿失禁の介護方法。入浴の介護方法。 伏臥位。端座位。福祉用具の公的給付制度。 腸炎ビブリオ菌。ケアマネジメント。 バイスティックの7原則。 痴呆性高齢者の日常生活自立度判定基準。 介護事例検討。介護者としての倫理観。 心無罫凝 無罫凝故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想 究境涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故 得阿辱多羅三貌三菩提 故知般若波羅蜜多 是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等々呪 能除一切苦 真実不虚 故説般若波羅蜜多呪 即説呪曰 掲帝掲帝 般羅掲帝 般羅僧掲帝 菩提僧抄訶 般若心経 ぽしゅ~~ 修行の様な作業を続けているのだかから 少しはその効果で、心穏やかになるかと 期待しましたが・・。 全く持って、逆効果でございました。 明らかに、僕の記憶力を超える莫大な情報量に 震えるぞハート。 燃え尽きるほどヒート。 ・・いや、別にハートが震えてたわけじゃありませんが。 おつむの方は暖かくなっておりました。 知恵熱の発動が日課となり 頭の回路で色んな所が、古びたボイラーの如く ガタガタ不協和音・・。 一通りのまとめが終わったのは ・・実に、スクーリング初日の前日。 なんとか、ギリギリ間にあったものの この自宅学習期間を終えた心境を どう表現したらよいのでしょうか? ・・真っ白に燃え尽きた矢吹ジョー? ・・ルベーンス絵画の前で眠りつくネロ? ・・って、今から燃え尽きてどうしようってどうするよ。 とか言いながら・・。 それでも、この一ヶ月間は 知的欲求に満たされた充実した日々だったのかな? なんて振り返る事が出来ます。 テキストをでは、僕のこれまで捉えて来た 基本的人権や倫理観などが 全くの別視野で書かれていて 「なるほど・・そういう考え方もあるのか。」 などと、興味深く勉強することが多々ありました。 中でも・・ これまで僕が抱いていたホームヘルパーの仕事目標は 「高齢者のお手伝いをする。」 などと安易に考えていたんですが テキストでは、実際の介護に当たって望むべき事を 「高齢者の自立支援を高める。」 に制定しておりました。 これは、僕のこれまでの価値観を 破壊して貰う良い切っ掛けになったと思います。 つまりは、ご高齢者の方でも やれる所は全て自分でやって貰う・・ってコト。 逆に、介護者が全てやってしまうと 使われなくなった部分が、徐々に退化して 症状などを、悪化させる可能性があるというのです。 しかも、様々な状況下において、高齢者を観察し 微かな違和感(体調の変化等)を見落とさない 危機察知能力、人間観察眼なども準じて養わねばならぬ事・・。 う~む。難しいけど、何だか楽しくなって参りましたよ。 僕は・・。 さて・・ 次からはいよいよ実技スクールの開講でございます。 次回『step2-バーチャルシニアにのたうつ』へ続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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