素潜りでカニを捕った男、トップレスの私。
天気がよかったので仕事のあと、海に出掛けた。釣りと日光浴を兼ねて。ノルウェーに住むと、天気のいい日が少ないせいで晴れている日に外にでないと何か悪いことをしているような気分になる。みんなこぞって太陽を楽しむ。私は外に出ることはは好きだが、太陽にあたるためだけに外に出るということがあまり好きではなく、平気で部屋にいたりすることがあるのだが、そうすると、きちがいのように思われるときがある。彼に不健康だ、不健康だといわれ、うるさいやい、私は年中太陽が照っているとこから来てるんじゃい。あんたら北欧人種が裸同然の格好で真夏に一時間でも日光浴をしたら、次の日体中水ぶくれになるんだぞ。(スウェーデン人で実証済み*沖縄の太陽をなめてはいけません)上にTシャツ着てても、日焼けでブラの跡がつくんだぞ。直射日光のなかにずっといたら、倒れちゃうんだぞ。泳ぐのは、日が沈んでからが最高なんだぞ!まあ、ここでそんなことを言っても仕方ないのだが、(どっちみち理解してもらえないのだ。太陽が貴重でたまらない国の人には。一時間で体中水ぶくれになるくらい太陽の力が強いというのもわからない)病気扱いをされるとなると、私が日光浴を北欧人のようにしたがらない理由を事細かに説明したくなるのである。お肌のことだって、あるしね。日本人の美肌を見なさい。まあそれはいいとして、今日は北欧人の彼のお楽しみに付き合ってあげようということで、一緒に出掛けたわけである。釣りは場所が悪くつれそうになかったので、早々にあきらめ私はトップレスになって、背中を太陽に当てた。誰もいないし、見られたところでどうってことないだろうし自然の中で裸になるのは、結構気持ちいいのです!海に入ってみようと思ったら、氷水の冷たさ。結局足首以上付けることができず、ギブアップ。よくまあ、この温度でみんな泳ぐわ。ブツブツ。ブツブツ。彼はウエットスーツを着込んで、ヤリをもって、素潜りで夕飯を取りに海に入っていった。魚は捕れずだったが、大きなカニを5匹捕って帰ってきた。さすが自然児。たくましい。もって帰ってきて、大きななべでぐつぐつ煮込んで、食べたカニはおいしかった。たまにはいい、こういうのも。